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「24時間戦えますか(働けますか)?」 No.197

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2021年7月17日 「DAYONE日記」No.197
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、毎日発信します。
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最近、仕事の中で「労働時間の削減」、「働き方改革」の話がよく出ます。

昔は、労働時間無制限、長時間労働が美徳とされるような考え方が世の中にあったように思います。

昔の記憶ですが、「リゲイン」という栄養ドリンクのCMで、サラリーマンの人が「24時間戦えますか?」というフレーズを歌ったCMがあった位です。

調べてみると、1988年に放送されており、今から約30年前位にやっていたCMです。

それから時代は進み…

「いかに労働の質を高めるのか?」
「いかに効率化するのか?」

が焦点になってきてるように思います。
当時は働くことだけが全てだった慣習から、自由な生き方に考えて方が変化しているともいえます。

そんなことを考えながら、尊敬する鮒谷さんの過去のメルマガを読んでいると、今の労働時間を考える内容が載っていたのです。

内容としては、労働の成果に焦点を当てたものですが、とてもその成果が出る構造を見事に細分化された公式です。

「労働の質(影響度)×労働密度×労働時間=成果物」

ということです。

これを見た瞬間、見事に構造が分解され感動すら覚えました。この言語化に…。

結局、労働とは何を求めているのか?

それは、究極のところ成果なのです。

であれば、いかに高い質、高い密度で仕事をやるか、それが大事であり、それに加えて、労働時間という概念が出てくるのです。

「労働時間が減れば、どうやって仕事するのか?」と言うような意見もありますが、それは労働時間だけ注目していて、本質である「労働の質」や「労働密度」を考えいないのです。

労働の質(影響度)とは、影響力の大きさです。
簡単にいえば、今、自分が取り組んでいる仕事が、社会、取引先、会社に対して、その価値を提供する相手に対して、どれくらいの影響を与える仕事内容かということです。仕事の大きさともいえるかも知れません。

次に、労働密度です。
これは、どれくらいの密度、つまり、どれくらい集中してやってるかといえるのではないでしょうか?

例えば、2人の人の仕事を比較すると…

A君は、会社に出社して、1時間仕事をして、その後、タバコ休憩30分、その後、1時間仕事をして、ランチ。昼から1時間仕事をして、タバコ・コーヒー休憩して…を繰り返して、19時に退社。

B君は、会社に出社して、午前中、集中して仕事。ランチして、昼から夕方まで集中して仕事。そして、17時に退社。

どちらの方が成果が出ているのか、それは、一目瞭然です。B君だということです。

これを見ると、労働時間はA君の方が多いですが、成果はB君。つまり、労働の質だということです。

そう考えると、仕事の成果を維持しながら労働時間を削減するには、仕事の質と仕事の密度に注力することに尽きるのです。

そして、大事なことは、それらから考えることです。

自分の仕事がどれくらい人に、どれくらいの影響を与えているのか、そして、どれくらいの密度や集中度でやれているのか、この2点を考えることが大事なのです。

そして、成果を出すためには、それらに加えて労働時間も必要になるという発想です。

だから、仕事の早い人や成果を出す人は、必ず自分の労働の質(影響力)と労働密度(集中度)を考えているのです。

労働密度は、タイムマネジメントといってもいいかもしれませんが、必ず考えています。

営業でも企画でも何でも、労働して成果を出す人は、必ず何かを考え仕事しているということです。

労働時間を減らしながら、さらに今よりも成果を上げるためには、まず労働の質と密度を考えてみてはどうでしょうか?

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