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「期待の向こう側へ」 〜自己基準と他人基準の境界線で見つけた発見〜 No.1458

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2024年12月29日 「DayOne日記」No.1457
本ブログは、成果を出すためのヒントを365日、1日も欠かさず発信します。

2024年11月26日に自己紹介も掲載。

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おはようございます。

一杯のラーメンから、
仕事の真髄を学ぶことになるとは?

先日訪れたラーメン店で、
醤油ラーメンを注文した時のこと。

厨房から運ばれてきた一杯は、
予想をはるかに超える芸術的な一品でした。

チャーシューは、
透き通るような薄切りが何枚も重なり、
手作り味玉は黄身がとろりと流れ出し、
清湯スープは琥珀色に輝く。

その瞬間、
私は職場での出来事を思い出したのです。

先週、
部下のAさんに市場調査を依頼しました。

正直なところ、
基本的なデータ収集と簡単な分析程度を
期待していました。

ところが、
Aさんが提出してきたレポートは、
私の想像を軽々と飛び越えていったのです。

競合他社の5年分の決算データを
深掘りした財務分析。

SNSから抽出したカスタマーボイスの
テキストマイニング。

さらには、
業界の専門家へのインタビューまで。

「こんなアプローチがあったのか!」と、
目から鱗が落ちる思いでした。

この経験から、
私は「自己基準」と「他人基準」という、
仕事における二つの物差しの存在を
考えることになったのです。

自己基準は、
自分の部屋でくつろぐときの
室温設定のようなもの。

「まあ、これくらいでいいか」
という快適な温度です。

一方、大切なお客様を迎える時の室温設定。
それが他人基準。

どうしても少し気を遣って、
より丁寧な調整をしてしまいますよね。

面白いことに、
この「基準」という見えない物差しが、
仕事の質を劇的に変えるのです。

「期待通り」の仕事は、
地下鉄の定期運行のように正確で
安心感があります。

でも、「期待を超える」仕事は、
思いもよらない絶景スポットに連れて
行ってくれるベテランパイロットのよう。

目的地に着くだけでなく、
素晴らしい体験まで提供してくれるのです。

特に印象的だったのは、
Aさんのレポートの最後のページ。

「今後の展望」として、
AIやブロックチェーンが業界に与える影響まで
考察されていたのです。

それは単なる予測ではなく、
具体的なデータと専門家の見解に
基づいた説得力のある未来図。

私の「期待通り」という平坦な道を、
Aさんは優雅な熱気球で飛び越えていった。

この考え方は、
取引先やお客様との関係でも同様です。

では、
明日から我々にできることは何か?

例えば、会議資料を作る時、
いつもの箇条書きではなく、
分かりやすい図解を一つ加えてみる。

メールの返信なら、
相手の質問に答えるだけでなく、
関連する有益な情報もそっと添える。

小さな「プラスワン」の積み重ねが、
やがて大きな信頼となって返ってくるはず。

結局のところ、仕事の質を決めるのは、
相手の心に残る「感動」の深さ。

その意味で、
我々は常に他人基準を意識しながら、
期待という天井を突き抜けていく努力を
続けていく必要があります。

だから、「期待超え」にチャレンジしてみる。

これが大事だと感じる今日この頃。

それでは、皆さん。
本日も良い一日をお過ごしください。

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