
「何者でもない人」が「何者でもある人」になっていくためには?! No.961
===========
2023年8月21日 「DAYONE日記」No.961
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
===========
おはようございます。
ふと、今の会社に入社した頃の
新人時代を思い出す機会がありました。
その時代は、
学生から社会人なりたて。
会社に入っても、
当然、仕事ができるわけでもないので
上司や先輩の雑務をこなす日々でした…。
その中でも、
私にとっては印象に残っているが
「コピーを取る」。
これは、
とにかくやりましたね!!
今は、
ペーパーレスも進んだので、
そんなに仕事はないかも知れませんが…。
その頃、
同期との話を思い出すと、同期が…
「毎日、コピーばっかりでつまらん。
こんな雑務で意味あるかな?
本当、仕事させてほしいわ!!」
と愚痴を
こぼしていたことを覚えています。
私自身も…
「出来れば仕事したいなぁ」と
思っていましたが、意外に真面目で、
まずは、自分の与えられた役割をこなす。
これに徹していたような気がします。
そして、
今から当時を振り返れば、
新入社員が「コピーをとる」というのは
自然なことだと思えるのです。
それは、なぜなら
つい最近まで学生だった者が、
社会人になって、ビジネスの世界で
いきなり何が出来るのか?
という側面と、
社会人になって
「まだ何者でもない人」が
何か特別なことができるわけでもないのです。
だから、
「何でもない仕事」をやるしかないです。
それが、上司や先輩の雑務。
私でいえば、まさに「コピーをとる」なのです。
そして、
その何でもない仕事(コピー取り)も
何でもない仕事としてこなすと、それで終わる。
でも、そこに創意と工夫をこなすから
その仕事が、「何でもあるような仕事」に
なっていくのではないでしょうか?
例えば、
コピーの取り方、整理の仕方にしても…
Aさんは、ホッチキス留めを好む人。
Bさんは、クリップ留めを好む人。
Cさんは、ホッチキスやクリップも留めない人。
Dさんは、両面印刷等を好む人。
Eさんは、ホッチキスを縦に留めるのを好む人。
等とそれぞれの方々に合わせて
対応する事によって、相手が喜んでくれるのです。
これが、
一見、「何でもない仕事」だったものが
多少でも、「何でもある仕事」に変化するのです。
特に、相手から見れば、
そう見えるように、そう感じるようになるのです。
そして、
「何でもある仕事」になるから
それが、周りから評価され信頼されていく。
周りから信頼されるようになるから
「何者でもない人」が少しずつ
「何者でもある人」になっていくのです。
そして、
「何者である人」になるから次第に、
「何でもある仕事」もお願いされるようになる。
その積み重ねによって、
会社の中で、「何者でもない人」が少しずつ
社内で「何者でもある人」になっていく。
これは、客観的にみれば
「出世」という事が一つの指標かも知れません。
ここで大事なのは、
キャリアのスタートは、
誰でも、「何者でもない人」だという事。
そして、
その「何者でもない人」が
少しずつ「何でもある仕事」に変え
「何者でもある人」になっていく流れが
あるのです。
今、凄い方も有名な方も
最初は、必ず「何者でもない人」から
スタートしている、という事。
だから、
そのスタートから、どれだけ自分が
努力できるのか?
その積み重ねによって、
自分が「何者」かになっていくのでは
ないでしょうか?
だから、仕事も人生も
「何者でもない人」が「何者でもある人」に
なっていく事かも知れません。
そこに、充実感もあるのでは?
そのためにも、
「何者でもない人」が努力をする。
そこに、
努力する尊さもあるような気がします。
自分で書いていながら
まだ「何者でもない人」が自分なので
何とか「何でもある事」ができるように
日々、精進してまいります。
それでは、皆さん。
本日も良い一日をお過ごしください。