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【読書感想文】若者に辞められると困るので、強く言えません: マネジャーの心の負担を減らす11のルール
こんにちはー!
今日は、横山信弘さんの新著、「若者に辞められると困るので、強く言えません: マネジャーの心の負担を減らす11のルール」の読書感想をお話しします。
オールインワン!
まず、この本の素晴らしい部分、他の本とは違う部分をお伝えします。
この本は他の本にない大きなポイントがあります。それは、「これ一冊で実務に落とし込める」ということです。
どういうことか?
僕らがマネジメントの勉強をするとき、実務に使うには自分でポジションを決める必要がありますが、その必要がないということです。
例えば、普通の読書での学びの場合、数冊読む必要がある上に「部下を褒めるな!」と言ってみたり、「部下を褒めよ!」と言ってきたり・・・上から目線はダメだったり、毅然とする必要があったりします。そのいくつかの相反する情報の中から、結局自分なりのポジションを取って、実践する必要があります。
しかし、「若者に辞められると困るので、強く言えません: マネジャーの心の負担を減らす11のルール」では、現実的なバランスを示すことに終始してくれています。しかも根拠付き。
これ一冊でマネージャーの悩みのかなりの部分に答えが出せるというオールインワン(なんか違う)処方です。
これが素晴らしいので、忙しい方ほど読む価値があると思います。
読む前の僕
僕は結構マネジメントに関しては勉強するタイプです。
論理的に理解した手法を真似てみて、身体に馴染むまでやってみる。馴染まなければ他の方法を試すというやり方でマネージャーとして、決して速くないスピードですが歩みを進めています。
ところが、最近はさまざまな言説が増えてきていて、どれもそれっぽい根拠もありそうに見えたりします。一部だけ真似ようとして不整合が発生したり、丸ごと真似しようとして状況の違いに戸惑ったりと、困っていました。
情報量が多いので、当然全てを学ぶこともできず、試してみるマネジメントやコミュニケーションの種類が多くなって、検証さえできない状況になっていたのです。
読み終わっての気づき
そんな僕に取ってこの本はとてもありがたいバランスを教えてくれました。
さまざまなケースにおける、マネージャーとしての望ましいバランスを解説してくださるのですが、根拠のレベルが、よくある「俺の体験語る系」のマネジメント本と比較して3段階くらい論理的で、5段階くらい新しい角度です。
例えば、「強制」と「主体性」のバランスは?というテーマでは、「主体性がないのは病気」という解説がありますが、その根拠も含めてとても納得ですし、それを理解できれば、主体性のなさへの指導で迷う場面が圧倒的に減ると感じました。
また、「教育」と「経験」のバランスは?というテーマでは「見通し」と「気づき」の重要性に言及があります。気づきの大切さがわかっていても、「意識が低いから気づきが少ない」などと思ってしまい、教育と結びつけることはあまりないですが、目から鱗の思考法の紹介があります。
他にも「頑張る」と「力を抜く」のバランスは?というテーマでは「向き不向き」ではなく「慣れ不慣れ」という概念ができます。これも(少なくとも僕は)初耳で、その上で確実に理解できる根拠と現実的な実用性があります。
・・・キリがないのでこの辺にしておきますが、全てのテーマで、論理的な根拠とともに、あるべきバランスの示唆があり、気づきが多いです。ぜひ、読んでみてください。
このバランスだと?という問いの繰り返しで各章が進んでいくので難しい本が苦手な人でも読みやすいですよ!
行動することにしたこと
この本を読んで、多くの気づきと行動したいことがありましたが、あえて一つ、必ず意識して行動していくことも決めました。
それは、
「報連相の鬼」になる
と言うものです。
責任・権限・義務について語られている章の中に、「責任を果たしているのに上司から信頼されない人は報告が足りない」というものがあるのですが、この部分が一番ハッとしました。
僕が報連相を軽視しているように感じたからです。いや、実際に責任を果たしていれば報告なんて最低限でいいと思っていました。
責任と権限と義務は同じ重さであるべきとのことなので、しっかり報連相をして、義務を果たし、権限を得ていかないと僕がこれからやっていきたい挑戦の足を引っ張るように思いました。
この本からたくさんの気づきをもらったのですが、一番ハッとしたことと、自分が意識すれば今日から変えられるので、まずは「報連相の鬼」になることにこだわっていきます。
最後に
今日は横山信弘さんの新著、「若者に辞められると困るので、強く言えません: マネジャーの心の負担を減らす11のルール」という本の感想文を書きました。
すごく読みやすい上に気づきが多かったです。この1冊で取るべきバランスのイメージが根拠とともに沸きます。普段本を読まないマネージャーはこういう実践的で読みやすい本を読むのが良いと感じました。
お薦めです!
では、また!
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