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【読書感想文】村中直人さん著『〈叱る依存〉がとまらない』 #1321

こんにちはー!
今回は村中直人さんの『〈叱る依存〉がとまらない』を読んで感じたことをお伝えします。

これは多分2年以上前に尊敬する先輩の投稿から購入した本で、たまに読み直しています。とてもお勧めできる、変化という効果がでやすい本です。

読む前の自分

人材派遣の営業マネージャーとして長年務めてきた僕は、部下を指導する際に「叱る」という手段をしばしば用いていました。時に、数字が達成できない焦りをメンバーにぶつけてしまうようなこともあり、無意味とわかっても叱責をやめられない時期もありました。(もちろん、振り返ればまさにパワは和だったともいます)
しかしその時、この方法が部下のモチベーションを向上させ、成果につながると信じて疑わなかったのです。いや、それしかすべを知らなかったと言った方が正確かもしれません。それしかできず、そしてそれを止めることができなかったのです。今は、とにかくその時のメンバーに申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
その後も、叱責したいわけではないのに、叱ることしかできない場面があり、ある意味で僕も苦しんでいました。

読んだ後の自分

『<叱る依存>がとまらない』を読んで、僕の苦しみや疑問は明確な答えに変わりました。本書では、「叱る」行為が科学的に見て効果が薄い上に、「叱る」ことに依存してしまうことが述べられています。特に印象的だったのは、叱ることがマネージャー自身に一時的な快感を与え、その行動を繰り返させる依存状態を作り出してしまうという点です。これを読み、自分が無意識のうちに快感を求めて叱っていたのではないかと自己反省することができましたし、実際にそうであると感じる場面が思い浮かびました。

読み終わって行動することにしたこと

この本を読んで、僕は「叱る」という手段を使うことを極力減らすことを決意しました。いや、本当に危険なことや顧客を軽視した発言以外で咎めるアプローチをすること自体をやめました。代わりに、メンバーとのコミュニケーションをより建設的なものに変える努力を始めることにしました。具体的には、問題が起こったときに叱るのではなく、まずは冷静に状況を聞き、どうしたらいいと考えるか話し合い、メンバーと対話になる時間を設けるようにしました。また、上手に叱る方法というものはないのだということを改めて肝に銘じ、叱るという手段を手放すことにしました。(詳しい方法や考え方は本に詳しく解説がありますので、ぜひ!!)

最後に

『<叱る依存>がとまらない』は、マネージャーやリーダー、親にとって非常に重要な洞察を提供してくれる一冊だと思います。この本を読むことで、メンバーの成長だけでなく自分自身の成長にもつながる新しいマネジメントの形を見つけることができたように感じていて、頻繁に読み直しています。
では、また!


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