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多様性溢れた社会がなぜ必要なのか?



暴力装置をハックせよ


おとなが こどもを守れる「いきごこち良い」社会にするには。Well-being 溢れるいきごこち良さを、組織や社会に増やすには。

そんな問いにはあえて逆説的に。

まず「古い思考のおとな」が どんなところに暴力装置を作り上げるかをハックすべき。

・見えない組織内
・動かせない関所の中
・名声と性と認められたい欲というエサ

これだけ揃えば暴力装置の出来上がり。

よく見れば暴力装置は至るところあり、そして周りに群がるおとながさらに関所を固く強くするのだ。

暴力装置のなかにいる「古い思考のおとな」は、閉鎖されている装置に守られている、と思い込んでいる。しかしそのままでは、その周辺の人たちと相互変容することもできず、Well-beingな社会の営みから取り残されてしまう。だからこそ、短期的な装置維持のために更に暴力的なコストを払わざるを得ないのだ。


Well-being というと何だかしっくりきにくい。
あえてWell-being を和訳するなら 「生きる心地=いきごこち」と表現してみます。

Well-beingとは単なる刹那的幸福ではなく、身体的・精神的・社会的な長期的幸福のことを指す

▼ Well-beingについてはこちらでも語っています。

 


「モラル」ではなく「生存戦略」としてのダイバーシティ


どうして大自然は多様性あふれる「社会」なのか? それは、関所の中だけで閉じちゃう生き物群は、いいときは一瞬で、環境変化で あっという間に絶滅してしまうからです。

・混ぜる(包摂)       インクルージョン
・発酵させる(相互変容) フィードバック
・力づける(相互依存)    エンパワーメント

さまざまな生き物同士において、生き物たちの自然遷移の過程を経るごとにこれらのアクションが全て組み込まれています。多様性を促進され、「みんな」が生き残るために。

▼ 自然遷移について


つまるところ、ダイバーシティもインクルージョンも、きれいごとのモラルではなく、みんなのいのちを豊かにする「生命」の生存戦略です。

だから独占・寡占は、本当にヤバイのだ。

自然界の仕組みに学べ、ですわなあ。

ちなみに、てんとう虫は エンパワーメントの化身だそうです。






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