「未来」を読んで
こんばんは。
欅です。
今日は初めての試みなのですが本の感想を書いてみようと思います。
投稿時間が遅くなってしまったのはその本を一気読みしていたからです。本当に面白い本に出会ってしまうとご飯食べることもトイレに行くことも忘れてしまいます笑
今回読んだ作品は湊かなえさんの「未来」という作品です。
あらすじ
ある日20年後の自分から手紙がくるところからお話が始まっていきます。その後は手紙形式で時間が進んでいきその後それぞれの登場人物の過去や背景が明らかになっていきます。
あらすじなんてものを書いたのは初めてで全く魅力的な文章をかけていなくて申し訳ないです。ですが著作権の問題等も色々あるみたいなので私からの説明は簡単なものとさせていただきます。
感想
あくまで一個人の感想なので悪しからず。
とにかく圧巻だったのと、物語にぐいぐいではなく優しく誘ってくれているような感覚を覚えました。途中昼寝も挟んでしまいましたが、お昼からずーっと読み続けられたのは久しぶりでした。ま〜前までは外から強制的に時間を奪われていたのが、今は自分で好きなように決められるっていうのも違いとしておるのかもしれませんが。
それに湊かなえさんの世界観てすごい独特だなと改めて痛感しました。告白を初めて読んだのは確か中学生の頃で、高校生の時には夜行観覧車を読みましたが、今日読んだ未来も含めて最後は何か考えさえられるものがあるように感じます。
人生に希望を持ちましょう!
今を頑張ればきっと良くなります!
こういったことを口にする人がどれだけいるかわかりませんが、そういった思いを相手にきちんと伝えるってかなり難しいと思うんですよ。私もこうして文章を書いていますがたまになんで書いてるんだっけって思うことがあります。場合によっては文章の方が相手に伝わる場面もあるかと思いますが、文章で伝えるってなかなかに難しいですよね。
でも湊かなえさんは本気で文章で希望や未来を伝えたいって思っているのではないかと私は考えます。今の自分は本当に不幸のどん底にいてもう希望なんてものは消えてしまって、絶望を受け入れるしか方法はないのか?そんなことを思っても湊さんの作品に一度でも触れることができたらその考えも思い返すことができるのではないでしょうか?
もちろん小説の世界に求めるものは人それぞれ違うと思います。私は小説の中の出来事や登場人物であったとしても、それらを心の支えにしたり、自分の理想とする人物に当てはめてもいいと思っています。
ここまで本編にあまり触れていなくてなんかいつもの記事と大差がないように感じてきました笑
少し内容に触れるとするならば、人は表面で計り知れない何かを抱えていることを嫌でも実感するんじゃないかと思います。よく人のことをあーだこうだいう人がいますが、その人に対してAという印象を抱いたとしてそこで終わってしまったら、その人にはAという一面しかないことになってしまいます。そこで相手のことを知ろうと努力しなくなってしまうと思います。
しかし、その人だって場所が変わればBという一面が見れたりはたまた1とか!なんて顔をも居合わせているかもしれません。人を測るってそんなに簡単なことではないよねって意味です。周りがそういっているから自分もその考えに乗っていればいいやではいつか取り返しのつかないことになるんじゃないかと思います。正確にいうと取り消しのつかない場面の前で責任を持てないと。だって周りの操り人形なんだから。
湊さんの作品を読むと改めてそういった人の見方みたいなのを改めるきっかけになるような気がします。
長々と書いてしまい少々見にくかったかもしれません。
これが私が今感じていることの全てではないですが素直な感想です。
本当に湊さんの作品は時間を忘れてついつい読み続けてしまいます。この先も湊さんの作品も含めてたくさんの本に出会っていきたいと思います。
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