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「休み明けやる気が出ない」も科学的根拠があった件。
長期休暇明け「退職代行」の利用が増えたことをこのnoteでも書いたのだが、辞めるまでいかずとも「やる気が出ない」と感じる人は多いだろう。私もそうだ。
この現象の回避方法について書かれていたので紹介しておこうと思う。
この「やる気が出ない」に対して予防医学研究者の石川氏は要因として『社会的時差ボケ』という可能性に言及している。
『社会的時差ボケ』とは平日と休日の起床時間の違いにより発生するものだ。まるで海外へ行った時のような「時差ボケ」のように起きるタイミングの違いで身体が「時差」を認識してしまう。平日と休日で起きる時刻が違うと、週明けの約3日間、つまり月曜日から水曜日くらいまで『社会的時差ボケ』が続く。なんとなくボーっとしてしまい、やる気が起きにくくなると石川氏は述べている。
連休が続くと起床時刻は更にズレがちになる。防ぐためには「休日の起床時刻を平日の前後1時間程度の差に収めることが望ましい」。つまり休日は「何時間寝たか」よりも「何時に起きたか」が週明けの状態にもかかわるという事である。
起床時間のズレを抑えたうえで、石川氏は「起きたら日光を浴び、食事をとる」事も推奨している。
しかしながら、平日へとへとになるまで頑張った分、休日は遅くまで寝ている人も多いだろう。これを防ぐために『ポジティブ・スケジューリング』という手段をお勧めしている。楽しみなイベントの予定を先に入れ、それを基準に生活を組み立てる手法である。
多くの土日休みの人は、金曜日遅くまで飲み歩いたりすることが多いだろう。自然と土曜日起きるのが遅くなる。そこで先に「土曜日の予定」を入れてしまい、自動的に金曜日の就寝を早めてしまおうという事だ。
また、夜の予定を「木曜日」にすると、その日の睡眠時間が短くなり、自然と金曜の夜は早めの就寝に付けるといった方法や、カレンダーの週初めを『土曜日』にして、週が始まる土曜日にどんな予定を入れようか?と考えやすくする方法も提案されている。
そして、もう一点この「やる気が出ない」現象の解消に提案されているのが「糖質」の取り方である。
北里大学北里研究所病院の山田氏は「糖質が多い食事をすると、血糖値の増減が大きくなり、それによって『やる気が出ない』状態につながることもある」と述べている。
これには、糖質の量をコントロールすることのほかに、食べる順番にも気を付けると良いという。先にタンパク質と脂質で満足感を得て、糖質は緩やかに抑えるというものだ。糖質の摂取開始は「食事開始から20分後」を推奨している。
休日は平日よりも多くのものを食べたり、好きなものを食べたりしている人も多いだろう。外食も多くなりがちである。スイーツなど糖質の多いものを食べる機会も増える。意識しないと糖質の量が多くなり、休み明けに「やる気が出ない」と感じる要因になっている可能性を山田氏は指摘している。
そこで改善ポイントとして
・朝は血糖値が特に上がりやすいので、朝食こそタンパク質と脂質をしっかり摂る
・昼食は「主食を減らし、おかずを増やす」
コンビニではパンやおにぎりで済ますのではなく、サラダや揚げ物を食べなさいということだ。
・夕食や食事会でアルコールを摂取する際も「糖質」を意識する
ウイスキーなどの蒸留酒は、ほぼ糖質ゼロなのでおすすめ。ビールを飲むなら最初の1杯に留め、2杯目はハイボールなどに切り替えることや、家飲みをするなら「糖質ゼロ」ビールにすることもおススメされている。
つまるところ『休み明けやる気が出ない』現象も、基本的には「毎日の体調管理」が大切のようである。私も起床時間のズレや休日のスイーツ摂りすぎは確実に発生しているので、今後は気を付けたいと思う。
娘も土日はかなり遅く起きてくる日もあるので、通常の起床時間1時間以内に起こそうと思う。
そういえば、娘はいつも「おかず」→「汁物」→「ごはん」の順に食べている。「おかずとさぁ、ご飯を一緒に食べるともっと美味しいとパパは思うけど」なんて言っているが、健康的には娘の食事方法のがよろしいようだ。
まあ、ここはそのままにしておこう。
今日はここまで。
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