50m走 何度走っても11秒台
2023年の春はNY州の自動車免許を取得するぞと意欲が漲っていたわたし。
結論から言いますと、NY州の自動車免許取得は諦めました。
車の実技運転にセンスがなさすぎた
2023年の春に、NY州の自動車免許を取得するぞと張り切って再び教習所的なところに通い始めました。
一応日本の自動車免許持ってるし、
コロナ前も教習所行ったし、自分の運転能力を自負し、今回は45分のレッスンが6回、5時間の講習、実地試験もついてきたパッケージを購入。おおよそ4万5千円。これ多分安い方。
落ちました。(1回目)
ご存知の方も多いでしょうが、アメリカの車道&車は日本と比べて左右が逆。日本でだってろくに運転してきてないのに、なぜか手の指の記憶力だけが良くてウィンカー出したつもりがワイパー動かしてたレベル。
そりゃ落ちるわ。(2回目)
数回のレッスン追加。練習中は上手に運転でき、その調子で運転すれば大丈夫だよ!と教官に言われて実地試験に臨むも、本番では緊張が運転に出る。
教官や旦那に「Don't be nervous!」と何度言われたか。
捻挫してた足を引きずってまで向かった3回目の路上試験。
この日のメンタルは比較的平静を保てており、合格した予感がありました。
落ちました。∑(゚Д゚) (3回目)
ニューヨークの運転実地試験では、「縦列駐車」と「3ポイントターン(Uターン)」が必須なのですが、縦列駐車に失敗して、3ポイントターンを披露させてもらえなかったよね・・・。
参考に、以下は3回目(パンデミック前に受けた試験は省く)の結果です。
減点方式で、30点減点されたら失格。
メンタル落ち着いて受けた路上試験なのに、
受かる気がしてたのに、
結果はマイナス105点!!!!!
この3回目の路上/実地試験では、左折時に自転車が後ろから来て、スピードを落としたら、自転車がぴゅってわたしたちを追い越して行ったので、完全には停止せずそのまま進んでしまったのです。
試験直後に完全に止まらないとダメよ、と試験官に言われたので、それは減点されるだろうなとわかってました。
試験の答え合わせをしたときに、テキストブックを見返して、
「〜だからこう」>「ああ、なるほど」と理屈がちゃんと通っていると感じられることなら納得いくんですが、
Delayed braking/Abrupt braking(ブレーキ踏むのが遅い、急ブレーキ)とかさ、Poor steering control(ハンドル操作下手)とかさ、
運転下手、お前才能なし!!
って言われてるようなもんじゃないか??
そんなのレッスン時に耳にタコができるほど言われて、自分では守って運転してるつもりなんだよ!
50m走のタイム。「お前遅すぎる、真剣に走ってない」と失礼な体育教師に疑われてクラス中が見守る中で走り直しさせられ、やっぱり11秒台だった時の無念、怒りを思い出しました。
どんなに必死に走ってもわたしは足が遅いんだよ!
*この怒りを今回の記事のタイトルに込めました。
それほど車の免許の必要性がない
ペーパードライバーだと公言している通り、わたしの普段の生活には車の免許を必要としていません。
交通の便が良い都会暮らしなので、普段は車の運転必要なし
「ペーパードライバー、2つの自動車免許を手に入れる(予定)」にも書きましたが、
わたくし、交通の便が良い都会にしか住んだことがなく、これからも都会にしか住む気はありませんので、車がないと不便で仕方ない、という差し迫った生活をしてるわけではないんですよね。散歩も好きだし▼
旦那が車オタクなので、車の運転をさせてもらえない
うちの旦那、機械大好き。車の知識はオタクレベル。
そんな旦那なんでね、車の運転が好きだし、運転もうまいんですよ。
NY州では、有効な「Learner's Permit」を持っていて身近に車を持っている免許保持者がいれば、彼らを教官として運転の練習をすることができるんです(多少の規制はありますが)。
路上試験にも連れて行ってもらい、試験の間だけ車を貸してくれたら、Driving Schoolにお金を払わずともよいわけです。
なのに、旦那はわたしの運転スキルを信用してませんので、全然運転させてくれませんでした。
旦那「わたしに運転させるくらいなら自分が何時間でも運転する。疲れたらホテルに宿泊すればいいだけ」だそうな。
今回、まずすべきだったのは家族会議でした。反省。
というか、旦那も、まさかここまでわたしが免許取れないとは思ってなかったみたい。
わたし自身も思ってなかったよ! 泣
これ以上のお金をかける意義を感じられない
日本で自動車免許取ったきっかけは、
就職先に要求されたからだったし、
今よりも20歳以上も若くて反射神経も視力もよかったし、
良い意味で無鉄砲で今ほどナーバスにもならなかったし、
今よりお金の計算できなかったし。
今回の自動車免許取得再挑戦で、日本円で10万円超くらい使ったと思います。さらにこれから1000ドル、5000ドル払ってレッスン受けて実地試験受けたとしても、合格しない可能性だってあるわけで。
なにより、アメリカの自動車免許を取ろうかと考えた一番の理由、アメリカの国立公園ロードトリップに行けない可能性だってあるわけで。
そこまでして頑張っていま免許をとる価値あるのか?
日本の免許はあるんだから、いざとなったら国際免許に切り替えて運転できるんじゃね?
それよりは、運転は好きな人に任せて、浮いたお金でホテル代払ったり、別の旅行行った方が楽しくないか?
と自身に問いかけて検討した結果、NY州の自動車免許取得は諦めました。
わたくし、不器用で社会を上手に渡れない傾向がありますので、何もかもを無理して頑張ろうとするのではなく、好きなこと、向いてることの才能を伸ばすことにしてますの。
わたしに車の運転は向いてない。
旅の計画を立てるのは向いてると自負してますので(時間さえあれば)、運転よりもそちらに注力しようと思います。
▼ 時間がなくて計画ができなかったらこうなったロードトリップ記