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I.ENOMOTO(アイ.エノモト) デザイナー インタビュー / 榎本さん、とっておきの場所を僕に教えてくれませんか? (中編)
こんにちは、荒岡です。 前回の記事に引き続き、今回もI.ENOMOTOの眼鏡デザイナー 榎本さんと一緒に代々木上原周辺を散歩しながら、榎本さんのおすすめの場所に伺い、色々とお話をいたしました。
榎本さんは、国内にとどまらず、海外でも眼鏡のデザインに従事していた経験もあるデザイナーで、世界標準で考えられたデザインには眼鏡愛好家から高い支持があります。
今回の記事も会話形式で記載させていただきます。ぜひ、ご覧ください。
荒岡 「すいません、榎本さん、大変お待たせしました! 東京ジャーミイの隣のスーパー、いいですね。 面白くて色々と見てしまい、時間かかってしまいました!」
榎本さん 「よかった! じゃあ、次のところいきましょうか? 駒場東大前に好きな建物があるので。」
荒岡 「えっ! 代々木上原から駒場東大前? 結構歩きませんか?」
榎本さん 「そんなことないですよ。散歩にちょうどいいし、僕なんかはこのへんをよくジョギングするけど、すぐに着きますよ。」
荒岡 「榎本さん、ジョギングしてるんですか?」
榎本さん 「ジョギングは大体毎日欠かさずにやっていて、10キロ位は走りますよ。水泳もよく行くんだけど、水泳は幼少の頃から続けてるかな。」
荒岡 「知らなかった! でも、榎本さん、好感度上げるために、ちょっと話を盛ってますよね??」
榎本さん 「いや~、タカシ君に好感度を上げてもしょうがないでしょ!(笑)」
荒岡 「確かに!(笑) ちなみに展示会とかで海外に行った時とかはどうしているんですか?」
榎本さん 「海外出張でも走ります。 パリにいたら、セーヌの川の周りを走ったり、ミラノなら、センピオーネ公園を走ったりしてますね。」
荒岡 「すいません、すごいシャレていて、急に榎本さんのことが素敵な人に思えてきました!(笑)」
榎本さん「え!! 今まで気がついていなかった?」(二人で爆笑)
榎本さん」「そうだ、今、駒場東大に向かってますけど、この通りの中華料理店の"白龍"は、ファッション関係関係者で結構賑わってますね。」
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荒岡 「榎本さん、ここですね!! 今の時間は閉まってますね。 空いてたら確実に入ってました!(笑) でも、やっぱり、この周辺は、ファッション、デザイン関係の方が多い町なんですね。」
榎本さん 「この辺は、デザイン関係のオフィスもありますが、結構、クリエーターが住んでたりしますよね。 閑静で住みやすいですしね。」
荒岡 「榎本さん、さっきの話に戻るんですけど、ジョギングは健康ために走ってるんですか?」
榎本さん 「もちろん、それもありますが。ジョギングすると、食事が美味しく感じるようになる。 思考の切り替えができるようになる。朝、目覚めた時に良いアイデアが浮かんだりと良いことばかりなんですよ。」
荒岡 「なんだか、急に走りたくなってきました!!!」
榎本さん 「あと、やっぱり、僕はデザインをすることが一番好きなので、ジョギングすることも、良いデザインをすることにつながっていて、デザインするために体を整えている。 良い体調でいることは、よりよいデザインを考えられると思いますね。」
荒岡 「榎本さん!! すごい格好良くて、惚れそうですよ!!」
榎本さん 「いや~、本当にお断りします!!(笑)」
榎本さん 「ところで、もうすぐ紹介したい場所に着くけど、この通り道に好きな建物があって。 この先にある建物で。」
荒岡 「もしかして、こちらですか?」
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![](https://assets.st-note.com/img/1665154547373-m0dsOV1eg1.jpg?width=1200)
榎本さん 「そうそう、コートジボワール共和国の大使館で、この無駄のない建物の佇まいがいいですね。」
荒岡 「こちら! コートジボワールの建物って感じがいいですね!!」
榎本さん 「でしょ? でも二人ともコートジボワールに行った事はないけど!(大笑)」
荒岡 「榎本さん、この先になんか良い雰囲気の建物が見えてきましたよ。」
榎本さん 「実は、あそこが紹介したかった日本民藝館です。」
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荒岡 「おお!日本民芸館!! 久しぶりに来ました!! 実は、僕も民藝が好きで、自分のお店でも眼鏡以外に民藝品を販売してたりで。 染色工芸家の芹沢銈介さんに興味があって、何度か訪れたことがあります。 柳宗悦さんが創設されたんですよね。」
榎本さん 「僕も民藝が好きですし、建物が好きなので、ここはたまに来るとすごく充実できる場所なんですよね。」
荒岡 「なるほど、確かに榎本さん、モダン建築も好きだけど、こういう建築も好きそうですよね!」
榎本さん 「そうですね。 さっき柳宗悦さんの話が出ましたが、僕は眼鏡というプロダクトをデザインしているので、宗悦さんの息子であるプロダクトデザイナーの柳宗理さんが好きで。 柳宗理さんのプロダクトは、使いがってが良い上にデザインも素晴らしい。自分も柳さんのように使いがってが良く、デザインも良い眼鏡を心掛けていつもデザインしています。」
荒岡 「なるほど、榎本さんの眼鏡にはそれを感じますよね。」
榎本さん 「先日、青山にある小売店にいった際にI.ENOMOTOを購入した方とお話する機会がありまして、その方から、柳宗理のカトラリーを使用して食事をしている感じにこの眼鏡を掛けた感覚は似ているとおしゃっていただき、本当に嬉しかったですね。」
荒岡 「おお!それは嬉しいですね。 榎本さんの眼鏡は、掛け心地も良く、装飾が少なく凛としたデザインで、一見シンプルなのに存在感が非常にありますよね。」
榎本さん 「有り難うございます。 自分のデザインは、キャッチーなデザインから遠ければ遠い方が良いと思ってます。」
荒岡 「なるほど!」
榎本さん 「装飾的なデザインアプローチがなくても、眼鏡フレームの隅々までデザインを考えてまして、正面、横、上 、裏など色々な角度から見た際にデザインが成り立っているかなど考えてますね。」
荒岡 「だから、榎本さんの眼鏡は、凛とした佇まいで造形に隙のようなものがないですね。」
榎本さん 「そう思ってくれていたら、嬉しいですね。」
荒岡 「ところで、榎本さんの持っている素敵なバッグはどこのブランドなんですか?」
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榎本さん 「これは、僕がデザインしたバッグで。」
荒岡 「え! 榎本さん、バッグもデザインしているですか? 全然知らなかった!」
榎本さん 「ここ数年、革製品を少しだけデザインしていて、眼鏡ケースとかもデザインしてるんですよ」
荒岡 「それ、ぜひ見たいですね!!」
榎本さん 「今は持っていないので、代々木上原にある倉庫に行けばありますよ。戻りますか?」
荒岡 「では戻りましょう!! ただ、結構歩いたから、ちょっと疲れてしまい、休憩しながら、いきたいです。。。」
榎本さん 「いやいや、そんなに歩いてないけど、、あ、そういえば、帰りで休める所だとフレッシュネスバーガーの一号店がありましたね。」
荒岡 「なんと!! メロンソーダとポテトじゃないですか!! すぐにいきましょう!!!」
榎本さん 「毎回、このパターンか。。。」
最後までご覧いただきまして、誠に有り難うございます。
次回は、最終章の後編です。榎本さんの眼鏡に対するデザイン観をお伺いさせて頂きました。 ぜひ、お楽しみにしていてください。
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