天引き・積立の威力は凄いので、お金を貯めたいめんどくさがりにはうってつけの仕事
「株クラ民がどうやって株で儲けたかよりも、どうやって元手のお金を作ったかの方が100倍知りたい。」
って、Xの人が言ってたので、私の場合を紹介。
結論としてはマジでコツコツ貯めた、マジで天引きは偉大、以上でした。
第一次コツコツ貯金期
私がしっかり貯金を始めたのは、社会人1年目になってから。
会社の天引き貯金の案内があり、利率が当時で確か0.7%だった。銀行の利率が0.1%とかなのでだいぶ良い。→やろう!ということで、毎月6万円×12ヶ月+ボーナス10万円×2ヶ月=92万円。
貯金の利率も入れたら年間100万円にちょっと満たないくらいの金額を設定して、天引きすることにしました。
結果としてその天引き貯金はほぼ9年間続いた。
働き始めて1-2年目は、事情があって実家から会社へ通っていたので、家賃光熱費生活費がだいぶ浮いており、それだけ天引きしてもあまり支障はなかった。
大変さを感じるようになったのは、2年目後半、実家を出て一人暮らしを始めてからだ。
家賃光熱費がかかるし、食費もかかる。できるだけ自炊して外食の回数はコントロールして、なんとかかつかつで生活して、ボーナスで補填って感じだった。
ただ天引き貯金なので、あらかじめ手取りで自分の銀行口座に入ってる時には貯金分は引かれている。そうなると、だんだん「この引かれた金額が元々の手取りだったかな…?」と錯覚してくる。
こうなってくると、天引き貯金のことはだんだんと意識から外れて「手取り少ないな!」と会社に不満を感じることはあっても、「貯金分をどうこうしよう」って気持ちは薄くなってくる。なんなら会社に申し出て貯金額を変更する手続きをするめんどくささが、日々の節約のめんどくささより勝つ。
ということで、めんどくさかったり貯金してることを忘れたりしながら生活費をやりくりしていたら、約100万円×約9年間が溜まっていた。
天引きが良いなんて普通に周知のことだとは思うけど、とくに楽して本気で貯金したい人には、天引き貯金はオススメです。自分のめんどくさい気持ちを有効に使えます。
第二次所得倍増期
9年間で天引き貯金を辞めた理由が、だいたいこの辺で結婚することになったからだ。今の旦那さんとお財布を一緒にすることになったので、色々見直しした結果、天引き貯金は辞めた。
理由は2つあって、①天引き貯金の利率が、開始当初利率0.7%だったのに徐々に下げられ、いつの間にか0.3%くらいまで低下していたこと、②株の投資信託およびETFを買うことにしたこと。
株の投資信託は調べたところ、インデックス連動のものでも、高配当株ETFでも、平均して4%程度は成長や配当が見込める。4%が甘い見積もりとしても、利率0.3%の貯金よりは断然良い。
ということで第一次のコツコツ貯金期に貯めた約900万円強を種銭にして、ちょっとずつ投資信託やETFに変えることになりました。
ちなみに旦那さんも、保険会社の貯蓄型保険でだいたい同じようなことをやっていたので、それをまるっと全部解約して、旦那さんの方の投資信託や株を買う種銭になりました。
天引きは偉大、積立は偉大
かつての会社の天引き貯金は辞めたきりもうやってないけど、代わりに第二次所得倍増期に、投資信託の個別買い付けのほかに積立投資を開始して、それは今もずっと毎月続けている。
積立金額は、一時期は旦那さんと私で合わせて13万円くらいの時もあった。(ポイントがついたりNISA枠の関係だったりで、その金額にしていた)
今は2人で合わせて毎月8万円くらいだ。(この他にスポットで株も買ってる)
天引きの積立をずっと続けていると、そういうものとして何も意識しなくなるので、日々の負担は全然感じない。というかほぼ忘れている。
しかしふと証券口座を見てみると、思いがけず投資信託が増えていてびっくりする。しかも株の投資信託は現金よりだいぶ増えてくれる。
振り返ってみて、一体私はどうやってこんなにもたくさんの投資信託を買ったんだ…?と思うのだ。
天引き積立、時間の力はすごい。
ということで、私は時間を味方にしつつ、先取りで貯金して、毎日をなんとか対処していたら、種銭が貯まりました。
時間の力と自動的に貯金できる仕組み、自分のめんどくささを味方につけることは、おすすめです。