マガジンのカバー画像

アイドル短歌(自分まとめ)

9
自分用
運営しているクリエイター

2022年4月の記事一覧

アイドル短歌「live」

アイドル短歌「live」

このご時世で「live」とは。
素直に受け取り、生配信をテーマとした。

太陽を背にして踊る影までも
輝き光る浪速の花よ

2020年の夏。
「Johnny's DREAM IsLAND 2020→2025 ~大好きなこの街から~」と冠した、関西ジャニーズの無観客ライブ配信が行われた。
夕方の万博公園で歌い踊る人々は、それぞれが誰かを照らす光であり、代わりの利かない花なのだ。
「太陽」に「太陽の搭

もっとみる
アイドル短歌「纏う」

アイドル短歌「纏う」

アイドルが纏うのは、衣装だけではないと思った。
関ジャニ∞の「Re:LIVE」に、それが表れている。

濡れた目に纏いし色は見えねども
歩みを止めず変わり採る夢

私は村上さんのパートの「変わり採る夢」が好きだ。
前には進めない気がした2020年。
そんな時にも、その先の光を見せてくれる気がして。

幾つもの言葉を束ね色重ね
水面に映す纏う想いを

水を多用したMVはごくシンプル。
だからこそ、ゆ

もっとみる
アイドル短歌「動物」

アイドル短歌「動物」

動物と聞いて、すぐに思い付いたのは、推しの愛猫だった。

秒針の無い部屋で鳴く君の眼に
時の流れが見える真夜中

村上さんは番組で出会ったマンチカンと暮らしていた。
今は分からないが、部屋に時計は無く、明日起きる時間をアラームに設定したら、睡眠時間は気にしないようにしているという。
留守番をする君の眼には、時の流れが見えていただろうか。

禍中でも「友よ」と語る言の葉に
人なればこそ心を抱く

もっとみる