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オノマトペを駆使して表現する
私たちセラピストは、リハビリで「痛み」の評価を行います。
痛みは自覚的なもので、第三者にはわからないので、本人に尋ねないといけません。
客観的な評価がしにくいです。
痛みの表現は様々で、人それぞれです。
特に、痛みの「どのように」という部分には、擬音語がよく使われます。
「ズーン」という擬音語は、重たい感じがします。
実際には、体の中のほうに痛みがあることが多いです。
「キーン」という言
生き方の達人を上書きする
ケアマネジャーから訪問リハビリの依頼を受けます。
私たち訪問スタッフは、利用者さんの情報が書いてある「フェースシート」を、訪問する前に確認します。
利用者さんの名前や年齢はもちろんのこと、今の病気が何で、どんな症状があって、過去にいつ、どんな病気になっていたのかまで確認しています。
経験を重ねてくると、フェースシートの内容を見たたけで、それに近い過去のモデルを思い起こし、だいたいの利用者像が
人生、やっぱり勉強やな
脳梗塞で手足に軽い麻痺があっても、一人暮らしを続けていたおじいちゃんがいました。
ケンさん94歳です。
ケンさんは、家の中を杖をついて歩いていました。
すり足ぎみで歩いていましたが、玄関の段差の昇り降りも、手すりを持って自分で移動していました。
ケンさんには、週1回の訪問看護師さんが来ていました。
担当の看護師さんがお気に入りで、いつも訪問を楽しみにしていました。
というのも、看護師さんから病