「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明〜(第9話)」パワハラ医師と浮気女と金目当てホスト
何回か出てきた過去に天海祐希が男を殴る姿。相手は野間口徹だったのですね。わからなかった。この事件が最終章の話になっていきそうだが、そのアバンのように冒頭で語られる現実。そして、最後には、それが催眠術を使って行われたものだと臭わせる場面。野間口自体もその真相を知っているのではないか?黒幕は今まで出てきた人なのでしょうか?そして、松下洸平も他人に言えない過去がありそうだ。仲村トオルも加わって、最後は結構面白くなりそうな予感はある。
その前に、離婚した夫から子供の親権を取り返したいという依頼をしに来る入山法子。彼女、一癖ある女役で使われ始めましたね。そんな話を聞いて子供の気持ちになって、依頼を受ける返事をする白石聖。ある意味、彼女の露出が一番多い回になった気はする。そして、ハニートラップを父親の高橋光臣に仕掛けて女性関係を洗おうとするが、その前に患者の役が下手すぎで返されてしまうしまう白石。なかなか、こういうポンコツな役も似合いますな。今までは、どちらかと言えば優等生役が多かったから、こういうので役の幅が広がればね・・。しかし、彼女のミニスカートが眩しいのです。
そんな、白石の失敗から、サッカーのコーチだと言って近づく、天海と松下。運動神経がないと前回まで言っていた松下を使うことでうまくいかないのは見え見え。この二人の凸凹コンビはなかなか楽しいですな。そして、それから入山の依頼目的を疑ってラブホに行く二人。松下がラブホバージンだったというのはおかしかった。そして、なぜか隣の部屋を盗聴できる機材を持っていた松下。天海がドラえもんの真似をしようとしたところで遮る松下。この原作者は、この二人の関係をのび太とドラえもんみたいに考えたのだろうか?いや、天海はのび太ではないよな。でも、松下がドラえもんなのは確かだ。
そんな流れで、この話、入山が親権とって金をせしめてホストに貢ぐ話だったことがわかる。高橋の良い父親という姿も息子がちゃんとフォロー。そんな中で最後にまた早とちりの白石を嵌め込んでいくのは、必要なのか?とは思ったが、まあ、彼女をフューチャーすることで、仲村トオルの再登場を促したということなのでしょうな。
今回の話自体は、よくある男女の金によるもつれ話だが、それなりに入り組んだ脚本で面白かった。天海と松下のコンビをうまく動かせれば、それなりに面白いドラマができるという感じですね。
来週から最終章ということで、あと2話あるということか?最後、天海が弁護士に戻るということはないのだろうが、面白い終幕を期待しております!