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「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明〜(第11話)」現代の事件としてありそうな話。CG処理の速さには無理があるが・・。

先週は、天海祐希が催眠術にかけられて暴力を振るい、捕まって弁護士資格を剥奪された経緯が明確になった。そして、最終回は、その向こうにある事件の解明。なかなか現代的な事件で、実際、こういう動きをやってる人間もいるだろうな?と思える事案。なかなか面白いクライマックスだった。

野間口徹は天体望遠鏡の特殊なレンズを開発していて、そのレンズを欲しかったのが仲村トオル。彼は、それで野間口の会社に合併を持ちかけたのが発端。しかし、そのレンズが海外の軍事用のドローンに使われると聞いた野間口がそれを拒んだことがこの事件に繋がったということ。

そして、野間口を脅してなんとかレンズを使えるようにして輸出間際というところまできたところで、間に合った天海祐希と松下洸平。まずは、爆弾で殺されそうになった野間口を救うところは、なかなかスリリング。赤か白のどっちの線を切るか?という古典的な流れで、「唐辛子の赤」と言って赤を選んだのは、史上最初の決断の仕方にも思える!こういうのは好き!こういうの風間公親の前でやってやりたい!

それはともかく、仲村トオルを、白石聖がプレゼントに贈ったピンにGPSをくっつけて空港まで追いかけるというやり方は、最近のこういうドラマの定石になってしまって面白みにはかけますが、ドラマをうまくワープさせるには許される方法なのでしょう。そこから、中村に白石が爆発に巻き込まれて死ぬビデオを見せるというのは、やりすぎというか、探偵だからやっていい話ですね。

とはいえ、松下洸平、こういうことはなんでもできるう役だが、CGの作り、この短時間でこんなにうまくできるのか?と思ったりはした。確かにそれ専門の人がやればそれなりにはできるが、この素早さはまだ今のソフトでは無理があるのでは?まあ、動画編集者としてはすごく気になるが、一般の人には問題ないというところだろう・・。

あと、盗聴機を見つけてこれを逆利用するという手はこれからも多く使われる技でしょうね。とにかく、盗聴も盗撮も見つかりにくくなってることは確かだしね。

しかし、野間口徹もいろんなドラマに使われてるが、使う方はそういうの考えないのだろうか?日本の演劇映画界の底の浅さみたいなものを露呈するわけだが、日本のドラマの数を見れば見るほど気にはなりますよね。

最終回を終えて、結論として、このドラマなかなか面白かったです。天海祐希も松下洸平も自分の持ち味を上手く出してましたよね。本当に、映画にするなら、「風間公親」ではなく、こっちでしょう!いろんなしがらみや、走っちゃったからといって、視聴率取れなかった番組を映画にする必要はないです。

映画と言わなくても、スペシャルでもいいので、また、この二人の迷探偵ぶりを見たいのは私だけではないでしょうと思いますよ!

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