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「パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜(第4話)」拡張現実が、リアルを操作するということ?

4回目のお題は、VR、バーチャルリアリティ。多分、ここのところで技術的にはまだまだ新しくなっていきそうな分野。上の写真のように、宇宙に行けるような感じなら、そこで重力も変わるとか、そう言う施設的なものも考えられる。これは、狭い空間の中で、大きなデータを取得できるという意味でもあるのだろう。

このドラマでは、突然の連続転落死ということが、事件の発端。オチは、いわゆる、リアルな空間とヴァーチャルな空間を混同していたということ。飛び降りても死なない、バーチャルな世界を味わった後では、リアルな飛び降りに恐怖心はないということ。これは、洗脳というよりは、催眠術に近いのか?そう考えれば、催眠術のソフトをVRとして売って、世の中の人々の行動を規制していくようなこともできるのだろうか?そういうふうに考えていくとかなり危険な技術にも思える。そんなものが出回った時には、日本はまた後手後手で規制をしようというのだろう。未来を見通す目というのが、日本の官僚や政治家には全くないということは、言うまでもない。

そして、ソフト開発者の思いがバーチャル空間に残っていて、それを消さないと、根本的な解決ができないみたいな話になるが、この辺りは、このドラマでずっと語ってきている、頭脳が、A Iとして移植できるのか?というところに通じるのだろう。しばらくは、その過度期だろうし、AIがどのくらい自分自身で進化できるのか?というところが重要?

正直、ここにあるように、自分が作った他人のアバターが、自分と一緒に遊ぶなどというソフトがあったら、裏ソフトでなくてもバカ売れする。そして、そこがユートピアなら、現実から離れ、そこだけで生きようとする人も生まれるかもしれない。しかし、バーチャル空間では、腹一杯にはならないし、生産もできない。潜在能力を使うようなこともできないということだと思うから、ここに出てくるようなことは、今は、ほぼ不可能と言っていいだろう。でも、多くの人が、このドラマを見て、こういう時代がくるの?と思うかもしれない。

ドラマ的には、ディーン・フジオカが妻を忘れられないことがよくわかったし、ラストに向けて、凍った妻が蘇るかどうかというところが大きなポイントなのもわかってきた。そして、今回は、岸井ゆきのが遭遇した超えてはいけない壁の話は出てきませんでしたね。そういう意味で、脚本的には、ちょっと緩い感じの今回でした。まあ、事件の鍵は数字だったというのは、よくあるし、この世の中で数字に意味があるということも確かだと思います。ただ、その要素の使い方としては、イマイチでした。

来週は、突然、老化してしまう話ですね。これも、楽しみ!

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