「川っぺりムコリッタ」人は生きているだけで、本当に感謝だと思える空気感が堪らなく素敵である。
荻上直子監督、久々の長編映画。ということで、かなり楽しみにしていた作品。昨年はテレビで「珈琲いかがでしょう」が放映され、荻上ワールドの、人間の趣深さみたいなものを描く手腕はさすがだなと思っていたからなおさらだ。そして、「珈琲〜」の主人公も過去の荒んだ自分の人生を抱えながら、現在を生きてく感じだったが、この映画の主人公、松山ケンイチも似たような部分がある。こういう人間の本質を描くのが好きなのでしょうね、荻上監督。そして、「かもめ食堂」とか「めがね」と似た部分もあるが、また違った