「私は最悪。」人生の目の前の事象に流されながらダラダラ生きて後悔する話
そう、主人公は大学で医学を学べるほど、頭はいいのだ。そこで、「私は人の身体よりも心に関心がある」という結論に達する。まあ、どこの大学でも、入ってから「これは私に合わない」と思う人はいるわけで、不思議なことではない。男も、自分にはないアートの才能を見て決めているような、まあ、出たとこ勝負の主人公なのである。悪く言えば目標なしで、ダラダラ生きていく感じ。考えれば、世の中って、こういう人が圧倒的多数だろう。そして、そういう生き方では、なかなか幸せな感覚も、自己承認欲求も満たされない