ゼロからのヴァイオリンマスター(31)
さあ、今日から応用編である。
まずは、テクニックをひとつマスターしよう。それは、スタッカートである。
スタッカートばかり練習してもつまらないので、身近な童謡で「音を切る」イメージを持ってチャレンジするのがよいだろう。
ちょうどよい童謡が、『かっこう』である。
これは、低音のドからソまでの音しか使わないので、とても楽に弾ける。
ソッミー、ソッミー、レドレドー。
レレミファーレ、ミミファソーミ、
ソーミッ、ソーミッ、ファミレドー。
小さな「ッ」が音を切るところであるが、この軽快な音をどうすれば出せるのか、いろいろやってみるとよい。
弓の使い方、弓の毛のこすり方がポイントであるが、自分でコツがつかみにくければ、ユーチューブで学んでもよいだろう。
そして、スタッカートだけでなく、D線の弦で指を動かす練習もできるし、「レドレドー」のところでD線→G線の移弦も練習できる。
これがツボにハマったら、時間を忘れて没頭できるので、自信をもってトライすることが大切である。