梅雨の季節はショパンの雨だれ
ピアノが好きな人ならば、得意な人も苦手な人も、ワンシーズンに1曲はマスターしたいと思う人も多いだろう。
私もかつては、年明けから卒業シーズンまでの期間に、Kiroroの『未来へ』のピアノ伴奏をマスターしようと集中練習したことがある。
もう20年前の話だが。(そんなKiroroの2人も47才ですよ。)
ショパンの曲と聞くと、難易度が高そうに思うかもしれないが、書店に行くと、いろいろなやさしいピアノ曲集があるから、易しめにアレンジされたものを選ぶと良いだろう。
ネット上にも、ぷりんと楽譜とかエリーゼなどのサイトに、ちょうどよい楽譜があったりする。
ユーチューブでも自分の演奏をアップしている人がいるから(ピアノの先生も)、一度、どんな譜面だったら自分にも弾けそうか確認してみると良いだろう。
最近は、梅雨が意外に短かったりして、早く梅雨明けしてしまうことが多い。
でも、梅雨入りや梅雨明けにこだわらず、6月の1ヶ月だけと決めて、30日間練習に励んでみよう。
ちょうど今年の6月は、土曜日スタートである。
今週のうちに、いくつかの書店に寄ってみて、仕事終わりや買い物のついでに、曲集を手にとってみると、自分に合った譜面に出会えるかもしれない。
ピアノ初心者の人は、両手で弾くことに苦労するかもしれないが、もしそうであれば、右手のメロディーをマスターして、左手を誰か家族や友人にやってもらうのもアリである。
左手のパートは、まさに雨だれの音を表現する部分であり、八分音符の連打になる。
一つ一つの音を一定のリズムで刻みつつも、強弱を右手のメロディーに合わせて工夫するのがポイントである。
梅雨が明けた頃に、ショパンの雨だれが弾けるようになっていれば、ものすごく達成感を味わえるだろう。
とりあえず、3日坊主にならないように、5月の最終週のうちに、1ヶ月の練習計画を立てておきたいものである。