麻婆豆腐の素の活用
◯美屋(そのまま読んでも当たりなので、伏せ字にする意味はないが)の「麻婆豆腐の素」は、誰もが一度は買い物で目にしたり、買ったりしたことがあるだろう。
定番の使い方としては、もちろん麻婆豆腐なのだが、この麻婆豆腐の素は、実は3人前の分量が1セットになっている。(1セット×2回分が入っている。)
そうすると、豆腐の分量もあるし、ちょっと中途半端に残るのがめんどくさい。
あるとき、◯美屋のホームぺージを見ると、いろんなレシピが掲載されていて、麻婆豆腐の素を活用した「マーボーチャーハン」のレシピに目が留まった。
たまたま、冷蔵庫に卵2個があり、前日に炊いたご飯の残り(=お茶碗2杯分)もあった。
仕事終わりに寄ったコンビニで、刻みネギのパック(30グラム入りで、スーパーにもたいてい売ってある)を買っていたので、ちょうど材料はそろっていた。
麻婆豆腐の素も、キッチンの戸棚に「とろみ粉」と一緒にしまってあった。
その日は、夜ご飯が遅い時間になってしまっていたので、ピリ辛のマーボーチャーハンで眠気を一時的に覚まし、なおかつ疲労回復のために何か食べようということで、10分でマーボーチャーハンを作った。
まずは、卵2個を割って溶く。次に、大さじ2杯の水でとろみ粉を溶く。溶き卵の中に、溶いたとろみ粉も混ぜてしまう。
その次に、ご飯をレンチンして温め、その間にフライパンに油をひいて、溶き卵を注ぎ、スクランブルエッグを作るときのような要領で、半熟になるまで箸でかき回す。
ご飯のレンチンが完了したら、刻みネギのパックに入っているネギをご飯とともにフライパンに全部ほうりこみ、混ぜ合わせる。
最後に、いったん火を止めて、麻婆豆腐の素を混ぜ合わせたご飯の上にかけて、もう一度、中火でフライパンの中で混ぜ合わせる。
たったこれだけの作業で、マーボーチャーハンが出来上がる。
塩コショウなど調味料は不要だし、まな板も包丁も使わない。
お茶碗2杯分の分量なので、2人で分けて食べるのも良いし、1人ならおかわり用に残しておくのも良いだろう。
インスタントのみそ汁や、お口直し用にヨーグルトを添えても良い。
マーボーチャーハンは、卵を買ってからしばらく使ってなくて鮮度が落ちる前に早めに減らしたいときや、使う機会があまりない薬味用の刻みネギが余っているときなどに、ササッと在庫一掃できるレシピである。
ホットシリアルでは物足りない人は、軽い夜食として作ってみても良いだろう。