金になるから売るのか?
コロナ禍の初期の頃もそうだったが、マスクがなかなか手に入らない状況だと、誰かが買い占めて通常より高い価格で転売することがあった。
某高校の野球部のユニフォームがフリマで売られていたというニュースで、「またか?」という気持ちになった。
欲しがっている人に売って何が悪いという意見があるようだが、なんか違うと感じる。
昔は、本当に貧しい家庭は、泣く泣く大切にしている物を売って金に代え、その日その日を過ごしていた。
今の時代でも、生活が厳しい家庭は少なくない。
でも、今回のケースは、「大切にしている物を仕方なく売る」のではないはずだ。
本当の意味でお金のありがたみを知っている人は、そのお金で買った物を簡単に売ることはしない。
売るくらいなら、最初から買わなければ、お金も使わずに貯められるではないか。
それを高値で売って利益を得ようとする魂胆が気に入らない。
せめて、病弱のために好きな野球すらできない子どものために寄付するとか、貧しい国の野球少年たちにプレゼントするとかいう行動をとってほしいものだ。
青森県のリンゴ農家は、度重なる大雨で大損害を被っている。
自分の利益を考えるのではなく、社会全体に還元できることを率先して行動に移す人がもっと世の中に出てきてほしい。
「金の亡者になるな!」である。