身につけたい清掃習慣(6)
トイレ掃除で意外と気づかないのが、便器のサイドや奥側のホコリ汚れである。
また、手を洗える蛇口が付いている場合は、その蛇口周りや水受けもホコリ汚れが目立つ箇所である。
掃除機でトイレの床も掃除する人もいるだろう。ただ、便器本体の外側は、雑巾でこまめに拭き掃除をする必要がある。
また、掃除機の吸引口が届きにくい奥側は、どうしても完全にホコリは取れないので、面倒くさいと思っても、奥まで体を突っ込んで送水管も含めて表面のホコリは取り除いたほうがよい。
それをなかなか行動に移せないのは、「汚い場所はやりたくない」という心理的抵抗が邪魔をするからであろう。
私の経験では、当該箇所は、3日に1回の頻度でも清潔さは維持できる。つまり、1ヶ月に10回やるだけでよい。
その習慣さえ身につければ、昨日のトイレクリーナーによる便座掃除と併せて、ものすごく後々の負担が軽減される。
見た目も毎日のようにきれいだから、気持ちが良いだろう。
余力があれば、トイレの床も雑巾がけを3日に1回の頻度で行うとよい。
トイレはすぐに汚れるので、1週間も掃除せずに放置すると、掃除する人が大変である。
「家族の人数 ☓ トイレ利用回数」の分の汚れが、7日分溜まることを想像すると、利用者自身のこまめな対応が重要だと分かるだろう。