安定感を見せるコツ
異動して新しい環境で仕事をすることになって、周りからさっそく質問攻めに遭っている。
こんなに早く溶け込めるものナンデスカ?と聞かれるので、「へ?」とワザととぼけてみせる。
まあ、たしかに、自分でも余裕を持って出勤できているなと感じることはあるが、周りがおどろくほど、私自身はそんなに変わっていない。
通勤時にいつも同じ電車に乗り、電車から降りて、駅から職場までは、足早に歩くこともなく、おもむろに歩みを進める。
そして、職場の建物の前に到着するのは、始業の35分前である。5分間は、コンビニに寄って飲み物を買う時間に充てるので、実質的に30分前には出勤するわけだ。
そこで、すでに早くから来ている同僚の方に「おはようございまーす。」と一人一人声をかけ、自分の席に座る。
座ったらもう仕事のスイッチが入り、私の手や口はいろいろと動き出す。
周りから見れば、その切替えはどうしたらうまくいくのか不思議なのだそうだが、なんということはない。
職場までの通勤時間の中で、例えば、おもむろに歩きながらも、今日一日の段取りが頭の中でシミュレーションできているのである。
そして、予定どおりにいかないケースも想定して、これがダメだったらこのカードを切ろうとか、今日は○○さんが休みだからいつものAプランではなくBプランでいこうとか、しっかり事前対策をしている。
あとは、突発的な事態が起こりそうだという見通しも、それが予見されるときは持っている。誰かに先に伝えておき、注意喚起を促す。
だから、事故の未然防止みたいな感じで、少なくとも私の周りでは、うまく仕事が回っている。
それが、質問攻めに遭うきっかけとなるわけである。
ちなみに、システム関係の質問もよく受ける。ほとんど同世代以上のスタッフが聞いてくる。
やれやれ、ここでも前職場と同じかよと思いながらも、的確なアドバイスを心がける。
組織全体の底上げのために自分が招かれたのであれば、利益向上のためには、自分の労力や時間は惜しまない。
そんなスタンスで、今日もいろいろとエネルギーを消耗した。
最後につぶやきの一句。
システムが 分からんおっさん 致命的
おっさんガンバレ。(自分もおっさんだが)