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la la la ”シュライン”

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神社にまつわること、またはその旅に関しての記事をまとめたもの。随筆、旅日記的なものも多し。
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2018年7月の記事一覧

la la la 37. 龍をめぐる旅①(By 出羽三山のはるか手前) シュライン#6

こんにちは。先日の”ラララ旅”ー出羽三山シリーズーのこぼれ話です。 こぼれ話というかそのはるか手前から始まった、龍の物語。 とりとめもない随筆であり、現在とくに着地点も見えてはいないので、 お時間にゆとりのある方や、龍に興味がある方はどうぞ。 わたしは昔から「魔女」と「人魚」に強い関心があって、ずっと内なるモチーフとしてきました。作品を書いている時は、時折水の中に潜らなければいろんなことが整いません。そして2016年にかつてアトランティスがあったとされる場所サントリーニに出

la la la 30. 「語られぬ、湯殿にぬらす、袂かな」(By 湯殿山”未来”の旅)シュライン#5

こんにちは。このタイトルは、松尾芭蕉が湯殿山を訪れて詠んだ句です。 実際に訪れたじぶんとしてはとても感じいる句だったのでタイトルに引用しました。ネットでこの句をいろいろ調べてみましたが、どの解釈も、実際にあの場所に行ったわたしは、なんとなく違うように感じました。 わたしはとてもストレートに、この句を受け取っています。 つまり、何も語っていない、という風に。言葉の裏に意味を籠めたらそれは語ってしまったのと同じこと。松尾芭蕉は、どこまでも深くいろんな意味合いを沈めることができる五

la la la 28.巨大なひとつの生き物の上を歩く②(By 羽黒山”現世”の旅)シュライン#3

こんにちは。改めて、現世の旅”羽黒山”の続き。 お茶屋さんではお餅とお抹茶で体を癒し、そこで次の日に向けての情報をもらいました。そこでわかったのは、次の日に行くつもりの月山(がっさん)と湯殿山(ゆどのさん)、月山はまだ雪があるし、ふつうの運動靴で登るのは難しい、ハードな登山だよ、ということと、湯殿山には、平日は全くバスが出ていない。行くこともできなければ、帰りどうやって駅まで戻る!? というお話でした。わたしは基本的に”強い意思”を持ってここに来ていますので、特にそれを聞いて

la la la 27. 巨大なひとつの生き物の上を歩く①(By 羽黒山”現世”の旅)シュライン#2

こんにちは。出羽三山の1つ「月山(がっさん)」の麓に泊まっています。 無事にこの場所まで辿り着くことができました。山間(やまあい)ですのでWifiの調子にムラがあり、昨日の投稿のリライトが少し遅れて、見に来てくれた人ごめんなさい。そしてやはりあまりにも目の前に拓けたパワーの種類が違ったので、昨日の投稿にはあまり加筆しませんでした。 導かれるようにやってきた出羽三山です。 今日はまずはここからと言われる羽黒山に。2446段の階段を登って頂上まで歩きました。 出羽三山[でわさ

la la la 26. 足の向く方へ(By ラララ・シュライン#1)

こんにちは。昨日ちらりと書きました”夏越の大祓(なごしのおおはらえ)”ですが、本来6/30なのですが、昨日ダメ元で近くの神社を回ったら、 3つのうち2つの神社にまだ「茅の輪」がありましたのでくぐってきました。 ”夏越の大祓”というのは年度のハーフタイム大晦日のようなものです。 ちょうど折り返し地点を迎える6月30日に「茅の輪」というのをくぐり、この半年の罪穢れを祓い”無病息災(むびょうそくさいー災いや病なく元気で過ごせること)”を祈ります。もう過ぎてしまったことだから書くのは