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私のフリーランス奮闘記現在進行形【後編】




『私のフリーランス奮闘記現在進行形』の後半です。

<まえがき>
本記事は、参加していたオンラインコミュニティ RENEW LAB.の為に2020年5月中旬に下書きをしました。しかし公開されないままRENEW LAB.の活動が終了しました。そのため、許可を経て一部改正し、私個人のnoteに掲載するものです。


<以下本文>

前回は次のようなことに触れました

・簡単自己紹介
・フリーランスを選んだワケ
・ 2年間を観察期間とする
・何を“売り”にするのか
・帰国後最初にやったこと

前回のアップから更に世の中が変化しました。


私が2018年の完全帰国から取り組んできたことがこの新しい世界でそのまま役に立つかわかりません。

しかし「今の時代ならこう適用できるかな?」と考えるネタにはなるかもなので、いろいろ正直に書いていきますね。



ハード面の工夫

私は紙ベースのPRセットを作っていつも持ち歩いています。
内容は以下の通り。

・名刺
・ポートフォリオ(演奏関連情報)
・レッスンに関わるチラシ

【名刺】


オランダでのテレビ出演に際し「絶対作って持っていきなさい!」とアドバイスされまして、留学中に作成しました。ポイントは写真入りにすること。(しかし、テレビ現場では照れすぎてあまり配れませんでした)
現在この名刺は配り切ったので新しいものを作成します。今は自身のホームページやLINE Official Accountもあるので適宜QRコードもプリントします。

名刺_Rumiko_001


【
ポートフォリオ(演奏関連情報)
】

名刺だけ配っても目立てないなぁ、詳しく知っていただけないなぁ、という実感があったので作成しました。サイズはA4で両面刷りです。

プロフィールだけでなく、何を考えているのか、どんなコンサート現場が得意なのか、どんなレパートリーを持っているのかをパッと見られるように工夫しました。

留学時代に行った自主企画公演のチラシデザインが載せられて嬉しくもありました。

デジタルで情報をお知らせする手段もありますが、私が自分をPRしたい先は紙ベースの方が訴えやすく、印象に残りやすいと分析したのでこのような形にしました。

私はPagesを使って原稿を作成していましたので、トンボなしのPDFデータを入稿できるプリントプロにてオフセット印刷を行いました。

現在はHPも持っていますので、ポートフォリオをデジタル化することも視野に入れ、売り込み先に合わせて紙ベースと使い分けを考えています。

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【レッスンに関わるチラシ】

これが日本に帰ってきてから初めて作ったチラシです。2018年の完全帰国時はまだHPも持っておらず、名刺だけでは伝えきれない事が多かったので作成しました。サイズはA5です。

奮闘記前編でも書いた通り、ただ漫然と「(とりあえず)レッスン承ります❣️」と言いたくはなかった私。

オランダでどのようなことを学び、どのようなポリシーを持ち、どのような価値を提供できるかハッキリと表明する手段として、このチラシを作りました。

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これら3つをいつもクリアケースに入れて持ち歩いています。
ちょっと近所に買い物に行く時も、居酒屋に飲みに行く時も絶対持ち歩いています。

そして隙あらば配っています。例えば、

・百貨店で買い物した時店員さんに

・電車内でフルート持ってたご婦人二人組に席を譲った時

・飲み屋さんで話が盛り上がった人やマスターに


などなど、ひたすら配ってます。

このセットと留学時代の録音CDをもって営業に行き、コンサート依頼を1件いただいたこともあります。


難儀していること

ズバリ
「知ってもらい、使ってもらい、信頼を得ること」です。

前編で書いた通り、私は日本の音大に通ったことはないので、門下等によるコネクションを1mmも持っていません。

これが強みではありますが、「先生や門下生による紹介」で仕事を得るという傾向が強い(日本の)業界で、信頼していただける仕事ぶりを発揮する機会を自分で取りにいく必要があります。

今はブログやTwitterで発信をコツコツ続けています。

星の数ほどいる音楽家の中で、「私の得意」をどう「お困り事の手助け」に使っていただけるか、マッチング度を高め、信用を得るために真摯に正直に書き続けています。

そうしているうちに、自分が働きかけたら絶対に価値を感じてもらえる対象やジャンルが絞れてきたので、そのことについて勉強し続ける日々です。



心がけていること


「背伸びをせず私が今できることをやる」これに限ります。

コロナ禍の影響で突如クラシック音楽家のオンライン発信が増え「え?私、出遅れた?」と焦りました。

けっこうビクつきました。



しかし気持ちを落ち着け、私のような「特殊ポケモン」(友人が「会えたらラッキーな存在」と形容してくれた)が役に立つ場所に届くにはどんな手段や見せ方があるのか、その場合のオンライン活用法があれば何なのかを今はウォッチしています。


そして、実験を繰り返すこと。

「やらないで後悔するより、やって失敗しよう」をモットーにしています。

自分で想定したことだけが世の中で起こっている事実ではないので、とにかく実験を繰り返し、失敗から学び、検証することの繰り返しです。

例えば、私は自分自身が約15年間社会人アマチュア奏者だったことから、器楽愛好家の方々のご苦労を知った上で、練習上の工夫やツールをお伝えすることを得意としています。

しかしながら2月に実験の一つとして、8時間拘束の音楽以外のお仕事を1週間やってみました。

そして、帰宅後にどれだけ疲れ、どれだけ時間が限られているかを改めて痛感しました。

私も会社員時代はそうだった。。。思い出しました。

このことから、レッスンサービスやパックの開発を行って、更にマッチ度高く役に立てる商品を提供すべく実験を繰り返しています。

あとは、正直に私の目線で発信することです。

私はスーパースターではないし、めっちゃ有名人でもありません。でもスーパースターじゃないからの言葉、届く場所、できることがあります。

また、オランダで培った「平等、対等、寛容、自由」をプリンシパルとしたレッスンおよび演奏会提供は、いきなりバチェラーで音楽留学した私だからこそのできる価値提供です。


続く2年の作戦と展望

今回のコロナ禍によって、当初立てていた作戦はほぼ実行不可能になりました。

しかし、新たに作戦を立て直せばよいだけです。

作戦が違っても次の2年間に求めていることは変わりなく以下の二つです。


・信頼を得ること

・知ってもらうこと



これらのために、ブログでのお役立ち情報の記事アップ、Twitterでの発信、コンクールに出ること(年齢不問のものを探す)、雑誌への寄稿等で文章を掲載してもらうことを実行目標としています。

そしてお仕事に誠実に取り組みフォローアップをし、正直に取り組み、“自分のペースでコツコツやるに限ります。

2年後には経済的に自立し、アレクサンダーテクニーク教師の資格を取り始めることと、オランダへの再留学(修士)かアマチュア音楽家エリアでのインターンを2年間行うことが目標です。

研究したい音楽教育システムがあるのです。オランダ語のレッスンも受講し始めました!

2年後には新型コロナウィルスのワクチンも日本国内で行き渡っているかなぁ。全界で行き渡っていればいいなぁ。

ということで、私の2018年夏からこれまでの奮闘について書いてみました。お役に立てれば嬉しいです。

また同じくフリーランスで活動している方や、日本の管楽器コーチングと吹奏楽コーチングに新しいオプションを提示したい方々と意見を交換できたら嬉しいです。


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Rumiko Asahara 浅原ルミ子
いただいたサポートはリードや楽譜購入、講習会受講、語学学習やオランダ再留学の費用とし、更に音楽家としてパワーアップを目指します。そして「社会に生き社会を活かす音楽家」としてバリバリ働き社会に還元します!しっかりビジネスして経済を回す音楽家になります!

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