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自助グループ 体験記 Ⅱ
自助グループ 体験記 Ⅰ の続き
参加していた自助グループでは、宿泊の合宿などもあった。
親子で参加する時は親と子は別々に参加。
それぞれのプログラムを子供と親に別れて過ごす
。
泊まる部屋も子供同士、大人同士に別れて寝泊まりする。
風呂は大浴場があり、みんな一緒に風呂にも入っていた。
知らない女の子達と初めて一緒の部屋で寝泊まりするのは緊張したけど、すぐに仲良くなった。
多目的室のような場所では、みんな自分の体験談等を話した。
食事の時間
自分は摂食障害だとわかっている人達と一緒に食事をする事にはかなり躊躇した。
とにかく周りが気になって食べ物を口に入れても飲み込むのが恥ずかしかった。
みんながどの位食べてるか?
他の人のお膳をチラッと気にしながら食べる。
「あの人よりは、少なく食べよう」と考えて、それが出来ると少しホッとする。
本来お腹が空いてるから食べる食事の時間なのに、周りの人より少なく、遅く食べる事を考えて、
少しでも少なく食べたら、
安心する。
端から見たら理解出来ない事だ。
風呂の時間。
大浴場の脱衣場で体重計に何度も乗る子や
皮と骨しかない痩せ細った子が沢山いた。
旅行で泊まりに来てる旅館の大浴場とは、
雰囲気が全く違ってリラックスなど出来なかった。
部屋に戻って、仲良くなった子と想い想いの話しをする。
摂食障害の事、好きな人の事、親の事、学校や会社の事。
自分は、1人じゃないんだと実感出来て嬉しかった。
仲良くなった1人の女の子とは、連絡先も交換してしばらく連絡を取り合う仲だった。
今は、連絡先も番号も知らないが
彼女は元気にしてるだろうか。
つづく