一燈照隅〜身のうちに燻り続けていた燈〜【一】
最終的には、同じ職場にいる方達に対して、
強めの猜疑心と嫌悪を感じるようになり
「自ら進んで協力しにいく」ということができなくなったため
退職願を提出することを決めました。
それまで真っ当に、真面目に勤めていた自負があったので
「誰にも、批判も口出しもさせるものか」みたいな気負い方で
後任の方への引き継ぎを済ませ、
さらには、
ここでさえなければ、あいつさえいなければ、邪魔さえ入らなければ、
…っていう視野狭窄にも陥っていたので
退職を決めた直後から、
自分のメンタル不調を無視して
次の「仕事」に目処をつけて動き出していました。
場所さえ変えれば、私はまだできる、と信じていたんですよね。
私は今回のことで、
「置かれた場所で咲くために自分ができる限りのことをした」
結果、「食い物にされている」状況を受け取った。
どうしても合わない人は、初見から違和感があった。
この経験によって、
まず自分自身の感覚を大事にしないとダメだと学んだ。
これまで私に「自分を打ち消してこそ」とか言い聞かせてきた奴らには、
それをさせることで「自分が一方的に権益を搾取する立場に立つ」と言う目的があったんだろう。もしくは、「自分がいる檻に引き入れよう」とする意図があったのかもしれない。
いずれにせよ、私には「そうならない生き方」を選ぶこともできた。
それを手放して、無力な立場から彼らを恨むだけの存在になるのは嫌だ。
今度こそ、
「それぞれが互いに活かし合える環境で、のびのびと人の役に立つ」
そんな仕事がしたい
もう「涅に徹して緇まざるを貴ぶ」とか言ってられん。
私が苦しくないやり方で生きられる方法はないものか。
そういう切望を抱えて、直感的に選んだ「次の仕事」は、
「お絵かきムービークリエイター」でした。
「自分の才能を活かして、感謝のお金を受け取りませんか?」
という言葉に、それができるなら、と反応したんです。
→私が信じてきたもの
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