うたたね

海外展示のお誘いについて【追記あり】

「海外で作品を展示しませんか?」
デザフェスとかに出ると、この手のメールがよく来る。
アメリカとかオーストラリアとか、あ、たまにだけど国内も来る。
今回はク〇リアートという企業から、異なる展示会のお誘いがきました。
アブダビのギャラリーでの展示と、横浜赤レンガでの展示の2件がそれぞれ別の担当者から。
どちらも費用について書かれていなかったため、問い合わせたところ、電話でお話ししますとのことだったが、個人情報のため、まずはメールでお知らせいただくようお願いしました。
どちらも、参加費98000円とな。な、なんと。
百歩譲ってアブダビは配送料とか保険料がかかるとしても、横浜で98000円ってどういう。。なんでも横浜ウオーカーに載るそうでその掲載費と受賞者はイギリスでも展示されるそうで、その参加費も含まれているとか。
横浜ウオーカーの掲載費ってそんなに?ちっこく載るだけなのに?しかもイギリスの参加費って受賞者のみなのに、それが参加費に含まれるって。。えー??
海外への展示のお誘いは何度かあったけど、こんなに法外な値段じゃなかったし、きちんと契約書を添付してあった。
ネットで調べたところ、アートを広める活動をしている企業なのは確かだし、実際に参加したアーティストのブログ等も見つかった。
海外で展示なんて夢みたいな話で、悩んで参加を決める方が多いようだ。

だがしかし、人の夢を食い物にして給料払っている経営方針には賛同しかねる。本来、企業努力によって作品を販売し、その手数料によって利益を得るべきではないだろうか。貧乏アーティストから参加費を搾取して、宣伝や広告費、人件費に充てているのがなんとも。。。ギャラリーの運営は楽じゃない。絵を1枚売るのだって大変なんだぞ、と言いたい。

どうも私は足元を見られている気がしてならず、納得できない。

お誘いいただけたことに感謝しつつ、選定の眼を養う必要がありそうだ。
ここに書き込みしたのは、同じような境遇の方がどのくらいいるのかなと思ったから。

Christmas Art Competition in YOKOHAMAだが120名参加だそうで。単純計算で1,000万円以上の収入が入る。
ちなみに、横浜ウオーカー掲載料は本文1P 50万円。仮に1ページに30名掲載されたとして、一人あたり5.000円。
赤レンガの1号館2階展示室ABCぶち抜きで一週間60万円。
諸々の諸費用を入れても、150万円でお釣りがくるだろう。つまり一人当たり1.5万円あれば可能なわけだ。
仮に、10人あつめれば、ほぼ同じ費用で、赤レンガ倉庫で展示会を開催し、もっと多くの作品展示と横浜ウオーカーにもっと大きく作品を掲載できる計算になる。
レンタルする設備費用を払って、チラシを数千枚配って、でかいポスターとパネルを作成しても150万あれば余裕だろう。

つまり、アーティストとしての宣伝費が8.3万円ってことになる。
その8.9万円をクオリアートにお願いするかどうかは自己判断。後日、展示されている写真や審査員のコメントが届くらしい?のでそこにそれだけの価値を見出せるかどうかによると思います。

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