物書きのルカ
日常に、少しの彩りと刺激を。
いつか日の目を浴びることを信じて__。 ネット上に作品を投稿し続ける、「文章は上手いが作品がつまらない」人間と、「作品は斬新だが文章が下手」な人間がタッグを組んだら__。 小説投稿あるあるも織り込んだ、売れない地下ネット小説家たちの逆襲物語!
私が子供の頃に思っていた、またおそらく全国のRPGファンが一度は思ったことがあるだろう「RPGあるある」を、主に会話形式で綴っています! ※更新は不定期であり、今の所何話まで更新するかは決めておりませんが、一度購入いただけると読み放題となるので、興味があればぜひ! ※試し読みとして、「プロローグ」および第1話「冒険初日が終わった後にて」は無料公開しております! 興味があれば、ぜひ読んでいただけると嬉しいです☺️! プロローグはこちらから! https://note.com/rukadokusho/n/nb9f12d263b22 RPG好きな方なら一度は思ったことがあるのではないでしょうか? ゲームの中のキャラはトイレはどうしているのかと。 しかし、心配は要りません。ちゃんと行っています。 ゲームが終了した、電源オフ後の世界にて__。
神様の世界である「天界」から、人間の世界である「下界」へ落とされた「元」神様。元神様は、下界の年齢でいうと50歳くらいのおじさんである。慣れない下界で奮闘しつつ、下界へ落とされた本当の理由へ迫っていく。
ルカです。 2022年の12月20日から12月30日までTwitter上で募集していた「あなたの好きな、あるいはお気に入りの小説家さんは誰ですか?」という質問の集計を行った結果が出ましたのでご報告致します! 年の瀬で師も走るほどの忙しさにもかかわらず、おかげさまで500名を超える方にご協力いただくことができました。 本当にありがとうございました。 結果のご報告の前に、今一度趣旨とルールを……。 好きな小説家さんは誰ですか? という質問自体は昔からよくあるもの。しかし
最近忙しくて更新できず申し訳ございません。 生きてます。忙しいですが、なんとか。 暑くなってきたので、みなさん体調にはお気を付けて。
全ての学生の君たちへ。 今年の春から新入生の子。希望と不安が同居していることだろう。 今年の春からも引き続き学生の子。どうだろう、青春してるかい? いや、今どき「青春してる」とか言うのかな……? とにかく、今君たちは海や空のような透き通った青色で、暖かく鮮やかな春のような青春を送っているに違いないだろう。勉強に部活に遊びに恋に。その忙しさたるや、社会人に負けず劣らず、じゃないかな。もしかしたら、まともに働いていない社会人よりも忙しいかもしれないね。世の中には一定
私は書店で働いている。小さな街にある、小さな書店。 子供の頃から本の虫であった私は、大きくなったら必ず書店員になりたいと思っていた。仕事なので楽しいことばかりではないが、一つの夢であった書店員になることができたということもあり、それなりにやりがいを感じながら働けている。 近年では書店が街から消えている。特に中小規模の書店、いわゆる「街の本屋さん」は、厳しい状況に置かれているといえるだろう。 もちろん、私が働いている書店も例外ではない。書店員になって5年くらい経つ
お便りです 私からのささやかな そうね、だいたい 1ヶ月くらいかしら 始まりはいつだって 曖昧なまま 終わりもいつだって 曖昧なまま バトンタッチしたはずなのに ちらと顔を出すんだもの バトンタッチはまだなのに ちらと顔を出すんだもの いつでも目立ちたがり屋の 冬さんと夏さんったら 私によく似た秋さん 顔すら見たことないけどね 桜が咲きそうになったら なるべく早く見に来てね だってすぐに散ってしまうから よく雨を降らせてしまうから 桜の
一歩踏み出し そこには何がある? 足の踏み場のない 底の見えない絶望か 君にとっては幸せか たった一歩踏み出せば 君の時間はそこで止まる 時を刻むのをやめる たった一歩踏み出せば 君はどれほど楽になるだろう 人は苦しいとき 生か死か そのどちらかを考える 両極端にみえて両極端じゃない だって生きていても 死ぬほど辛いんだから じゃあさ 「別の生き方」を模索してみない? 生か死かではない 生の中から選択肢を選ぶのさ 一歩踏み出し そこ
腹黒い人は結局腹黒い 裏から見てもそのまま裏が見えるだけ たまに表を向いて明るく見えても それは陽の光に照らされ 綺麗に見えるだけ 人は賢い 人はズルイ 綺麗に見せるのは一丁前 優しいあの子も おとなしいあの子も 裏から見ればほら不思議 月の裏側みたいに真っ暗闇 正義の裏側は悪じゃない 黒い正義が眠っているのさ 月の裏側には何がある? 月の裏側には何もない ただひとつ、言えるのは 月の裏側にあるのは 真っ暗な、真っ黒な 月の裏側なのさ
夜のニュース番組。会社でのストレスに耐えきれず、会社員が自殺してしまったというニュースが流れている。 年齢は25歳。人生まだまだこれから、という時ではないか。死んでしまうなどもったいない。 そもそも、最近の若者は忍耐力に欠けている。怒られたら辞める。失敗したら辞める。飽きたから辞める。挙げだすとキリがない。 そういう俺も、いわゆる「ゆとり世代」である。この世代の人間はとにかく、忍耐力に欠けているとか、ストレスに弱いとか、色々と指摘されることが多い。 しかし、俺
本の世界に没入すること。それには、仕事や学校、家事や子育てなど、現実で起こる全ての憂鬱なことから逃げることができ、そして忘れさせてくれる力がある。 しかし、読書が終わって本の世界から出てしまい、そして職場や学校などそれぞれの戻るべき日常に戻れば、またいつもの憂鬱な生活が始まる。 本の世界に没入することで得られる力は、所詮一時的なものに過ぎないのか__。 ※ 「おーい、みんな!和哉がまた変なもん読んでんぜ!」 「こいついつも本読んでんな!陰気臭えー!」 「ス
ヒーロー。意味は、敬慕の的となる人物。つまり、「英雄」である。 ※ 中野俊介は、天博商事の営業部に勤めている。俊介は営業部の中でも成績優秀であり、特に俊介が自ら商談に出向いた際には、ほとんどのケースで契約を成立させてしまう。いわば営業部の若きエースである。 今日も商談を成立させた俊介の元へ、その噂をいち早く聞きつけた後輩の原田が話しかけに来る。 「俊介さん! 今日も新製品のプレゼンを成功させてきたらしいですね!」 「あぁ。特に今回の新製品は、今後間違いなくウチ
タイム・マシン。タイム・トラベル。タイム・スリップ。 これが実現すれば、どんなに楽しいものだろう、不思議なものだろう。考えただけでワクワクする人も多いだろう。 しかし、それは未だに実現していない。 その理由の一つとして考えられるのが、「現代を生きる私達の誰も、未来人や過去人に遭遇したことがない」からだ。それはつまり、未来からも過去からも、タイム・マシンを使ってこの現代という時間にタイム・トラベルやタイム・スリップしてきた人がいないからに等しい。 特に、現代人
ルカです。 いつも作品を読んでくださってありがとうございます。 早速ですが、本題へ。 2022年の7月から販売しています「短編小説マガジン」について、この度有料販売を廃止し、10作品全てを無料公開することを決断しました。 もっと多くの方に読んでいただきたくなったことが一番の理由でございます。 これについて、最も配慮すべきは購入していただいた全ての方。100円ですが、どこの誰かも分からない物書きの作品に金銭をなげうって下さり、非常に感謝しております。今後もより良い作品
前話・第15話「ペンギンたちの作戦会議②」はこちらから! もし興味がわきましたら、「あらすじ」から読んでいただけると嬉しいです! 「本っっ当に、本当に本当に、本当に……! 本当に私とタッグを組んでくれるんですか!?」 「ま、まぁ、せっかくカケルさんが誘ってくれたんですから。正式に組むかどうかはまた別として、とりあえず話し合いだけでもしておこうかと思いまして。方向性が合えば組むし、合わないなら組まない。とても簡単な話でしょう?」 肇が柚希にDMを送った日から数日後。お
前話・第2話「田舎者に映る都会の姿と戦いの場」はこちらから! 正直なところ、倍率6倍なんて予想もしていなかった。学校にあった資料によれば、今まで受けてきたOBたちは全員受かっていて、その際の倍率は高くても2倍程度だったからだ。いくらリーマンショックの影響が長引いているとはいえ、急に倍率6倍はないだろう……。 とはいえ、いつまでもショックを受けている場合ではなかった。あと数分で採用試験が始まるのだ。切り替えなければ。 「ば、倍率6倍がなんだ……。俺が愛してやまないア
前話・第14話「ペンギンたちの作戦会議①」はこちらから! もし興味がわきましたら、「あらすじ」から読んでいただけると嬉しいです! 「お疲れ様でしたー」 「新木くん、お疲れ! 今日も大変だったねぇ。そうそう、まかないが余ってるんだけど、良かったら持ってかない?」 バイトが終わり、帰ろうとしていた肇を望月が引き留める。望月は肇が常に金欠であることをよく知っていた。そのため、従業員のために作られるまかないが余っている日は、極力肇に持って帰るよう配慮してくれた。 「あ、は
前話・第1話「前途多難」はこちらから! 長引くリーマンショックの影響で、俺が採用試験を受けた会社も含む、多くの会社の採用倍率は軒並み高い傾向にあった。それでも、俺のクラスの就職率が90%を超えることができたのは、工業高校というブランドも影響しているであろう。 ※ 俺は佐賀の工業高校に通っていた。数ある工業高校の中ではそこそこ歴史と名のある学校だったため、就職に関しては多少有利に働く部分があった。 俺が採用試験を受けた会社は、家電などでは知らない人はいないほど