10月7日、誕生花は金木犀 【#誕生花短歌】
解説。
10月7日の誕生花のひとつ、キンモクセイ。
好きなんですよねえ、この曲。
とまぁ、それは一旦置いておくとして。
キンモクセイ。漢字で書けば金木犀。
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹で、モクセイの変種です。
このモクセイの方はギンモクセイなんて言われ方もしますが、その名前の通りに白い花を咲かせます。
その変種として黄色の花を多く付け、芳香も強いモノがキンモクセイと呼ばれるようです。
では、なぜ木犀と呼ばれるかという話ですが。
樹皮が動物の犀《さい》の足に似ているため、中国で「木犀」と呼ばれたのが由来です。
なお、雌株は冬にクコの実ほどの小さな実を付け、熟すと紫色になるとのこと。
ただし、日本では花付きの良い雄株しか移入されていないため、中国まで行かないと実を見ることはできないようです。
知ってました?
そんなわけで、日本では主に街路樹として植えられて観賞用となったり、果実では無く花を食用としたりするのが主な用途。
花冠は白ワインに漬けたり(桂花陳酒といいます)、茶に混ぜて桂花茶と呼ばれる花茶にしたり、蜜煮にして桂花醤と呼ばれる香味料に仕立てたりします。
ただ、このキンモクセイ、寒さに弱い。
だもんで、北海道じゃほとんどお目にかかれません。
温室とかならイケるかな。
そんなキンモクセイ、花言葉は「謙虚」、「気高い人」。
※ちなみにモクセイの花言葉は「初恋」です。
「謙虚」の花言葉は、その甘くすばらしい香りに反して、控えめな小さい花をつけることに、「気高い人」の花言葉は、雨が降るとその芳香を惜しむことなく、潔く花を散らせることに由来するといわれます。
詠みます。
赤黄色 金木犀を見つめ行く
そのまなざしは澄みわたる空
「赤黄色」のフレーズはこちらから借用。
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