2月15日、誕生花は雛菊【#誕生花短歌】
詠みます。
朧夜の揺蕩う布に君隠す
平和願えど希望は何処
解説。
2月15日の誕生花のひとつ、デイジー。
ヨーロッパ、地中海沿岸部を原産とする、キク科ヒナギク属の、日本においては主に一年草として扱われる草花です。
——というのも、学名 "Bellis perennis" の種小名である "perennis" も「多年生の」という意味なのですが、それはあくまでも原産地での話。
日本では夏が暑くて越夏できないことが多いため、通常は秋蒔きの一年草として扱われます。
なお、"Bellis"は、ラテン語で「美しい」を意味する "bellus"が語源です。
後述しますが、花言葉のひとつである「美人」の由来はこれです。
デイジーは、"Day’s Eye" すなわち「日の眼」が語源で、太陽の光がさすと花を開いて金色の花芯を見せ、夜や曇りの日には花をすぼめる性質にちなみます。
日本には明治初期に渡来し、小さくてかわいらしい菊と形容され、そこから「雛菊《ひなぎく》」と名づけられました。
また、花期が長いことから「延命菊《えんめいぎく》」とも呼ばれています。
デイジーの花言葉は「純潔」「美人」「平和」「希望」など。
「希望」の花言葉は、光がさすと花を開く性質にちなむといわれます。
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