10月3日、誕生花は槭樹 【#誕生花短歌】
どもです、御子柴です。
解説。
10月3日の誕生花のひとつ、カエデ。
ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の落葉高木の総称です。
表題には『槭樹』という漢字を使いましたが、大方一般的な書き方は楓となりましょうか。
他には槭、鶏冠木、蛙手などがあるようです。
本来の意味――葉の形がカエルの手「蝦手」に似ていることから考えると蛙手が意味合い的には正しそうです。もちろん、メグスリノキやヒトツバカエデなど、葉が蝦蟇の手のようにはならない種類もありますが。
ちなみに『モミジ(紅葉、椛)』と呼ばれる場合は、主に秋に紅葉をしている状態のモノを指すパターンが多いでしょうか。
紅葉を見たり、メープルシロップを作ったり、漢方として使われたり、木材になったり。
その利用方法は多種多様。
たとえばサトウカエデという種類はその樹液がメープルシロップとなるほか、樹木自体が木材として活用されます。ハードメープルと呼ばれるこの木材は建築材、家具の他、ボウリングのレーンやピン、楽器、果ては野球のバットにも使われます。
ちなみに、日本でよく見られる種類はイロハモミジと言います。『色葉・彩葉』ではなく『"色は"匂へど……』の方が由来らしいです。
あ、そうそう。
カエデの花は春に咲きます。
そんなカエデ、花言葉は「大切な思い出」、「美しい変化」、「遠慮」。
「美しい変化」は、季節の移り変わりとともに葉の色が緑、黄、オレンジ、赤と変化していくことにちなむものです。
詠みます。
ひとひらを秋の夜風が連れ去った
お願いだから穢さずにいて
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