3月12日、誕生花は金雀枝【#誕生花短歌】
詠みます。
はれの日に
道説く姿まぶしくて
花束に降る涙の雫
解説。
——卒業シーズンなので。
3月12日の誕生花のひとつ、エニシダ。
ヨーロッパ、北アフリカ、カナリア諸島、アジアに分布する、マメ科エニシダ属の常緑または落葉性の低木です。
エニシダは、ローマ時代の名前である "Genista" (ゲニスタ)が語源であるともいわれます。
オランダ語での呼び名「エニスタ」、もしくはスペイン語での「イニエスタ」がなまったものと言われています。
……あ、「イニエスタ」ってそういう意味なんですね。
英語ではエニシダを "Broom" つまり「箒《ほうき》」と呼びますが、この木の枝でホウキをつくったことにちなみます。
なお、魔女が空を飛ぶホウキもエニシダの枝でできているといわれます。
漢字表記では「金雀児」や「金雀枝」と書かれます。
エニシダの花言葉は「謙遜」「卑下」「清潔」など。
「謙遜」や「卑下」については、兄を暗殺して王位を奪ったというフランスの言い伝え(兄殺しを悔いた弟はその後城を捨て巡礼に出て、エニシダの小枝を手にして毎晩懺悔をくり返した)に由来するといわれます。
「清潔」の方はホウキにちなむものだと思われます。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ、サポートお願いいたしますっ……!