
3月8日、誕生花は辛夷【#誕生花短歌】
詠みます。
戯れの思い出
白い花揺らす
風に落涙 友の恋唄
解説。
3月8日の誕生花のひとつ、コブシ。
日本原産、モクレン科モクレン属の高木です。
サクラとともに春の訪れを告げる花木です。
ヤマザクラと同じく、コブシもタネまきや田植えの時期を知らせる花として、古くから農耕と密接な関係があるため、田打桜《たうちざくら》、種蒔桜《たねまきざくら》、田植桜《たうえざくら》という異名を持ちます。
モクレン科であるため学名はモクレンと同じく "Magnolia" です
18世紀のフランスの植物学者、ピエール・マニョルの名前にちなむものです。
英語では、和名から "Kobushi magnolia" あるいは "Northern Japanese magnolia" などと呼ばれます。
その和名「コブシ」ですが、由来については定説は無いそうです。
一応、下記のような説があるようですが、真相は不明。
・つぼみが開く前、開花の様子が小さな子どもの握りこぶしのように見えるという説
・つぼみの形を握りこぶしに見立てたものだとする説
・果実(集合果)の形がでこぼこしていて、握りこぶしに見立てたことに由来するとする説
中国植物名(漢名)は日本辛夷《にほんしんい》。
日本では「辛夷」という漢字を当てて「コブシ」と読むが、これは花のつぼみを乾燥させた生薬名が辛夷であるため。
中国の辛夷は、ハクモクレン、もしくはモクレンのことを指し、コブシの漢名とするのは誤りとされているとのこと。
コブシの花言葉は「友情」「友愛」「愛らしさ」など。
「愛らしさ」は、子ともの握りこぶしのようなつぼみの形に、「友情」「友愛」の花言葉は、純白で曇りのない花姿に由来するといわれます。
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