4月20日、誕生花は槍水仙【#誕生花短歌】

詠みます。

　ささやきに鋭く胸を突かれても
　かたく秘めたる想いそのまま

解説。

　黙するのは誰かを守るためか、あるいは自分を守るためか。

　4月20日の誕生花のひとつ、イキシア。
　南アフリカ原産、アヤメ科イキシア属の多年草です。
　原種は50種あまり知られていますが、すべて南アフリカ、特にケープタウン付近の原産になっていて、現在イキシアとして栽培されているモノはほとんどがこれらの交雑種になっています。

　学名 "Ixia"（イキシア）は、ギリシア語で「鳥もち」を意味する "ixos" を語源としていますが、これはイキシアの茎を傷つけるとねばねばした液がでてくることにちなみます。
　英語では "African corn lily" と呼ばれますが、これは原産地の南アフリカのとうもろこし畑に生えていたことにちなむといわれます。
　イキシアの葉がヤリ状で花のつき方が房咲きのスイセンに似ていることから、「槍水仙《やりずいせん》」の別名もありますが、ヒガンバナ科のスイセンとは別種なので注意です。あくまでも姿形が似ているからです。

　イキシアの花言葉は「誇り高い」「秘めた恋」「団結」「調和の取れた愛」「粘り勝ち」など。
「団結」は、まっすぐに立つ花茎にたくさんの花を咲かせることに由来するといわれます。

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