5月2日、誕生花は君影草【#誕生花短歌】
詠みます。
別れ際の涙ひとすじ 頼りにし
鈴蘭の咲く季節待つのみ
解説。
5月2日の誕生花のひとつ、スズラン。
ヨーロッパ、東アジア、北アジアを原産とする、キジカクシ科スズラン属の多年草です。
春の訪れを知らせる代表的な花です。
日本で最も多く栽培されているそうで、その中でもヨーロッパ原産のドイツスズランが多く、日本原産のスズランよりも草姿および花ともに大型で丈夫という特徴が有ります。
学名の "Convallaria"(コンパラリア)は、ラテン語で「谷間」を意味する "convallis" と「百合」を意味する "leirion" が語源で、合わせて「谷間のユリ」という意味になります。
和名の「鈴蘭《すずらん》」は、そのまま、花の形に由来します。
別名としては「君影草《きみかげそう》」や「谷間の姫百合」というものがあるとか。
強心配糖体のコンバラトキシン、コンバラマリン、コンバロシド などを含む有毒植物です。
有毒物質は全草に持ちますが、その中でも特に花や根に多く含まれます。
摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至るので、絶対に口にしないようにしましょう。
なお、スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、死亡例もあります。
そんなスズランですが、花言葉は「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」「謙遜」などと、とても穏やかなモノが多いです。
「再び幸せが訪れる」は、スズランが北国の人々にとって春の訪れの喜びのしるしになっていることに由来します。
また、ヨーロッパでは古くから聖母マリアの花とされており、花言葉もそれにちなんで「純粋」「純潔」となりました。
ちなみに、ヨーロッパでは5月の花として愛され、フランスの風習では5月1日にスズランの花をプレゼントすると、受けとった人に幸せが訪れるといわれています。
1561年、当時のフランス王が幸福をもたらす花として贈られたスズランをたいそうお気に召し、毎年宮廷の婦人たちにスズランを贈るようにしたことからこの風習が生まれたといわれます。
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