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上野、ユーザベース辞めるってよ。

#会えるユーザベース#JVRのリア充代表 、を自称していた私が
2月13日、インターンを含め3年1ヶ月お世話になったユーザベースを卒業した。

ユーザベースはバリューを非常に大事にしている企業であり、仕事だけでなく、人生において大事なこと、心掛けるべきことを沢山教えてくれる会社だった。

この企業で働けたことを心から誇りに思うし、私がこの3年で学んだこと-プロ意識の重要性と梅田さんの5箇条-を今後どこに行っても忘れないよう、自戒の意味を込めて退職エントリを書こうと思う。


3月からは「キャッシュレス決済サービスCoiney」と「オンラインストア開設/運営サービスSTORES.jp」を運営するヘイ株式会社に入社予定だ。

ユーザベースが大好きすぎて全く転職活動をしていなかったのだが、たまたまheyに出会い、自分の直感とワクワクを信じ転職を決意。

これからの自分の未来にワクワクしながら、サンフランシスコでこの記事を書いている。


●なぜ入社したのか

入社までの経緯に関しては下記記事に詳細を書いてあるので、お時間あるときにでも覗いてみて欲しい。

こんな小娘一人のために社長が実家まで来てくれる会社なんてない。
この人達とだったら、もし万が一、会社がだめになったとしても後悔しない。

そしてheyを選んだのと同様、自分の直感とワクワクを信じてこの企業を最初の就職先として選んだ。

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●何をやっていたのか

ユーザベースは「経済情報で、世界を変える」をミッションに経済情報サービスを運営している。

インターン時代はその中でも企業・業界情報プラットフォームSPEEDAのインサイドセールスチームの立ち上げを行なっていた。

いまSPEEDAのインサイドセールスチームは会社の売上を支える重要なチームにまで育っていて、私が話せることはあまりないかもしれないが、機会があればインサイドセールスについても今度記事が書けたらと思う。

SPEEDAのインサイドセールスについては、Dell/マイクロソフト/googleなど世界有数のIT企業でインサイドセールスを行ってきた水嶋玲以仁さんがこの本で書いてくださっているので是非手に取ってみて欲しい。

その後紆余曲折ありそのままユーザベースに新卒入社。1年目はマーケティングオートメーションMarketoの導入と2019新卒採用のための短期インターン企画運営に携わらせてもらった。


社会人2年目からは、ユーザベースの子会社である株式会社ジャパンベンチャーリサーチに異動、日本最大級のスタートアップデータベースentrepediaのマーケティングを担当。JVRでは1人でマーケティング周りをやらせてもらっただけでなく、元々セールス志望だったこともあり営業もやらせて貰ったり、色々な経験をさせて貰った。

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その後ジャパンベンチャーリサーチの新規事業である、起業家とサポーターがつながるライブアプリamiにも携わらせてもらい、新規事業の楽しさや難しさを知ると共に、多くの起業家と出会い刺激的な毎日を過ごした。

amiでお世話になった起業家の皆様、本来は私たちがgiveすべき立場にも関わらず、キャリア相談に乗っていただいたり、個人的に飲みに行ったりと仲良くしてくださったり、本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします。


●プロ意識の重要性

インターンとして私を採用し、社長を家に派遣してくれた上司が、常に口を酸っぱくして言っていたこと。

それが「プロ意識」だった。

日々の行動と結果に責任を持つ。
結果を数字で出すことにこだわる。

親と喧嘩したとか、恋人と別れたとか、今日はなんとなく気分が乗らないとか、日々のモチベーションが不安定なのは当たり前。給料を貰っている以上そんなことは関係なく、プロはそれを理由にしない。

下記はその上司が参考記事としてシェアしてくれたもの

「はやく戻ってきて!」「絶対戻ってくるよ(笑)」とメンバーに声を掛けてもらえるのがとても嬉しかったのだが、

“卒業するんだからユーザベースに戻ってくるとか考えるな。
とにかく結果を出してこい。”


と激励してくれたのもこの上司だった。

「俺やユーザベースに恩返しとかはあまり考えなくていいので、後輩の成長にコミットしてあげてください」とその上司は言っていたけれど、必ず結果を出して、こいつを育てたのは俺だ!と言ってもらえるように頑張ります。


心掛けるべき五箇条

「どの企業もミッションやバリューを掲げているけど、どうせどこの企業も形骸化しているんだろう」と就活生の頃は思っていたが、いまはその重要性を身に染みて感じている。

立ち返るものがなければ迷子になってしまう。

ユーザベースには迷ったときに立ち返るものとして「7つのルール」があるが、それは下記のような記事で読んでもらうとして(笑)、

今回は創業者の梅田さん(@ume_log)がシェアしてくれた心掛け5箇条について。

①良いところを見る。
特に誰かに腹が立った時。無理矢理でも見る。そうすると不思議と全く違った景色になる。

②仲間に頼る。
特に自分自身が渦中にいる時。頑張りすぎない。そして良く寝る。

③楽しむ。
楽しんでいる時に最高の力が発揮される。楽しんでない時は放置せず、原因追求する。

④未来を信じる。
迷いがある時は、目をつぶってバラ色の未来を想像する。

⑤行動する。
僕たちの仕事は未来をつくる事。答えが見つからない事が多い。そんな時はまずは行動して間違っていたらすぐに修正する。

梅田さん自身も「新野さん、稲垣さん、そして他のユーザベースメンバーから学び、大切だなと感じた」と言っていたが、私も多くのメンバーからこの5箇条の大切さを学んだ。


①良いところを見る

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これは何故私が新卒でユーザベースに入社したのか、という社内報を書いたときにJVRの代表である佐久間さん(@trsakuma) が残してくれたコメントだ。

新規事業に携わっていたときも彼は「瑠衣ちゃんはボールを拾う力、人をつなぐ力、困難を楽しめる力が強い」と何度も何度も、私に言ってくれた。

自分にとって当たり前だと思っていたことが自分の強みだと気付いたことで、自分の立ち回り方やどこで価値を発揮することができるのかが明確になった

こうして私が発信できるのもそのお陰だ。

他人の長所に気付き、尊重することはその人のパフォーマンスに大きな影響を与えるということに気が付いた

②仲間に頼る。

自分自身が渦中にいるとき、チームを超えて多くのメンバーが助けてくれた。ユーザベースはとにかく最高のチームで、一緒に働く仲間は困ったときに手を差し伸べてくれるだけでなく、挑戦を応援してくれる存在だった。

良いチームについてはこの方の退職エントリを見てもらうのが良い。

ユーザベースでは常に心理的安全性が確保され、相互信頼関係ができていたように思う。自分の存在を認め、信頼してくれる仲間がいたから臆さずに意見を述べることができた。

どうすれば相互信頼関係ができるのか?信頼関係を構築するにはとにかくオープンコミュニケーションが重要である。「オープンなチームをつくるにはまず自分から。自分の失敗やできないことを共有することが重要だ」と上司は言った。

「自分にはこれはできないからやって欲しい」というコミュニケーションは相手の価値を認めることになるし、人を頼ることは悪いことじゃない。仲間に頼ることは良い効果を生む。


③楽しむ

幸い、私には楽しむ力があるらしい。たしかに楽しいと感じるとき、とにかくアイディアが溢れてすぐに行動にうつせたように思う。でもきっと最初から楽しいわけでなく、熱中し考え続けるから楽しくなるのだ。楽しむためには情熱を高める必要がある。

情熱の高め方については社内でもよく共有されていた。下記は情熱についての佐久間さん(@trsakuma)の言葉である。

いきなりですが、情熱を高め、頻繁にゾーンに入り、わくわくに満ちた人生を送るために、重要だと考えている3つの考え方をあげます。

① 情熱は見つけるものではなく育てるもの
② 情熱のカケラである「好き」を信じ、それに委ねる
③ 情熱の対象への集中 、無意識の集中が情熱を高める

情熱の一つ手前の「好き」という感情を信じる。そして、その「好き」の対象に集中し、長時間打ち込むことで、「好き」が「情熱」に変わる。

情熱は見つけるものではなく、大事に育てるものだということです。ゼロから情熱は生まれない。情熱は探すものではない。「好き」という情熱のカケラへの直感を信じ、その対象への施行の数と思考の量が情熱を生む。

・情熱があるから行動と思考が生まれる
・行動と思考があるから情熱が生まれる

これは完全にパラレルです。「好き」という直感を信じ、行動し、思考し、それを集中して長時間蓄積することで、「情熱」が生まれる。「情熱」があるからこそ、集中した行動と思考が生まれる。こう考えると、「情熱」は集中された思考と行動の一つの「慣性」とも言えるかもしれません。

情熱の最大の敵は「分散」です。
思考と行動の分散は情熱を妨げる。思考と行動の集中が情熱を生む。特に、私が重視しているのは「無意識に情熱の対象のことばかり考えている状態」をいかにつくるか、というポイントです。これが③ですね。

その為には、無意識の思考の対象物を意識的に少なくすれば良い。新野さんの、「曖昧な思考を、体を整えてクリアに整理する」と同じです。私が実行しているステップは以下の通りです。

① 集中することを明確に決める
3つとかではなく1つ。少なくとも1日1つ
② 1日のスケジュールを予め決め、「何をやるか考える」時間を無くす
何をやるか考える時間は無意識を奪ってしまうため
③ 無意識の時間に他のことが思い浮かんだら、思考を矯正する

最後、集中することについてのドラッカーの名言で終わります。突き詰めれば、集中すれば、情熱が生まれ、人生がわくわく感に満たされるはずだと考えています。

"集中とは何か? それは真に意味あることは何か、もっとも重要なことは何か、という観点から時間と仕事について自ら意思決定する勇気のことである"

突き詰めれば、集中すれば、情熱が生まれ、人生がわくわく感に満たされるはずだと考えています。


④未来を信じる。

就活を控えた多くの学生に「いまの会社に入ってよかったですか?」と聞かれるが、もちろんその答えはYESで、その一番の要因は未来を信じることができるからだと思う。

数字へのコミットはもちろん重要だが、目の前のノルマだけにとらわれることなく、未来について考えることが多くあった。このサービスでどう人が喜ぶのか、もっと喜んでもらうにはどうしたらいいのか。ふとした時にそういうことを考えていて、バラ色の未来を想像することができた。

私だけでなく、周りのメンバーもみな、未来を信じ、困難をも楽しめるメンバーばかりのマジカルな組織だった。

サービス、会社、そして仲間の可能性を信じ、その中で自分が貢献できることを考えることは私の人生を非常に豊かにしてくれたと思う。


⑤行動する。 

行動しないことはすなわち、死だとすら思うようになった。行動しなければ何も生まれない。特に新しい取り組みにおいては行動することでしか正解を見出せない。未来を信じ、思考し、行動するしかない。失敗するよりも、反対意見や批評を恐れて行動しないことこそ愚行だ。

行動しないということは自分の存在意義を失くす。ベンチャーというと常にハードワークで仕事に溢れているイメージがあるかもしれないが、実際にその中に身を置いて思ったのは逆だったということ。自分で考え、誰よりも先にやらなければ他の優秀な人によって巻き取られ、自分の仕事はなくなる。

できるできないではなく、とにかくバッターボックスに立つ。佐藤さんの期待ローンの考え方は非常に重要だと思う。

とにかく行動する。スピードで驚かす。

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この3年1ヶ月でここには書ききれないほどのことを学んだ。
頑固ですぐに謝れず負けず嫌いで承認欲求の高い私を、素直でポジティブだと言い、仲間として信頼し、育ててくれたユーザベースのメンバーには感謝してもしきれない。

この会社で働けたことを心から誇りに思うし、幸せに思います。ありがとうございました。

最後にこのマジカルな組織に少しでも興味を持っていただいた方のために求人を貼っておきます。

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