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私の顔は赤ちゃん👶🏻🍼好みだと信じ込んでたお話

前期の授業で、教育心理学という授業を取っていました。私は教員免許を取得しようとしてるので、教職課程をとっており、この授業もそのカリキュラムに必要だったため、受講していました。

先生がスライドを使って、1人で淡々と説明し、学生が黙って聞くという非常に眠くなる苦手な授業形式だったので、初めはあまりやる気がありませんでした。しかし、テストを意識し始め、しっかり勉強するようになってから、この授業がやっと面白いと感じるようになりました。

この授業では、教育心理学と謳っているだけに、幼児、児童生徒の心身の発達や学習のメカニズムについて学ぶのですが、自分が今まで深く考えたことのなかった現象について、心理学的なアプローチで説明がされていて非常に興味深かったです。

例えば、なぜ中学生になると、生徒は先生に反抗するようになるのかについては、中学生はアイデンティティの確立をしようとする際、先生をモデルにすることが多く、自分の理想像を先生に求める傾向に理由があるそうです。

生徒にとって、その先生が理想的でなかった場合、理想とのギャップに失望し、反抗的な態度を取るとされています。

逆に、理想的だった場合、先生の全てを肯定的に捉え、崇敬するそうです。先生が好きだと、その先生の担当教科まで好きになってしまうのが、その最たる例だそうです。

確かに中高生の時、好きだった先生が、自分の考え、気持ちに反した発言や行動を1つでもすると、簡単にその先生を信じることができなくなっていました。

しかし、現在は先生だって人間で、全て完璧な訳がないと思うし、自分とは違う人間だと分かるので、当時のように、そこまで先生に感情移入しなくなったように思います。

というように、自分が中高生時代に無意識に感じていたこと、行ったことを説明してくれるので、教育心理学の授業はとても面白かったです。しかし、この授業は私の思い上がりが勘違いだったのではと気づくきっかけにもなりました。

皆さんは、泣いてる赤ちゃんをじっと見つめたことはありますか?

私は、電車で泣いてる赤ちゃんがいたら、絶対に見つめてしまいます。この文だけ見ると、変な奴と思われるかもしれませんが、これをするのには理由がきちんとあります。

それは、私が赤ちゃんの顔を見つめると、赤ちゃんがかなりの確率で泣き止むからです。

小学生の夏休みに、ハワイアンズ(福島のハワイ)というリゾート施設に行き、フラダンスを見た際、近くにいた赤ちゃんが泣いていて、その様子をじっと見ていました。すると、赤ちゃんが私の顔を見て泣き止んだ気がしました。

母に、赤ちゃんに面白い顔だと思われたんじゃないと茶化されましたが、赤ちゃんのお母さんにお礼を言われたので、嬉しくなり、それ以来電車内で泣いている赤ちゃんを凝視するようになりました。

力及ばず、赤ちゃんを泣き止ますことができないこともありますが、高確率で泣き止ませることができていたので、私は赤ちゃんに好かれる顔なのではないかと自信を持っていました。

しかし、教育心理学の授業で、その自信は打ち砕かれることになるのです。

ある回の授業で、赤ちゃんがどのような過程を経て、人見知りをするようになるかをボウルヴィの愛着理論を用いて、学びました。

簡単に説明すると、生まれてばかりの赤ちゃんは、養育者とその他の人の識別ができないので、誰にでも関心を持つが、

少し成長すると、視力が良くなり、ママとパパの子育ての甲斐もあり、誰が養育者であるかわかるようになり、関心を持つ対象が自分と頻繁に関わる養育者などに限定されるようになるそうです。その結果、養育者以外に抱っこされると泣いてしまうなどの人見知りをするようになるそうです。

そこで、赤ちゃんは私に見つめられているから泣き止むのではなく、誰だかわからないけど見つめてくる奴がいるなと興味を持ったので、泣き止んだのではないかと私は気付いたのです。

赤ちゃんは、別に私の顔なんか好きでもなんでもなかったのです🥺

これを検証するのは結構難しいのかもしれませんが、ある程度説明がつくような気がしたので、かなり納得してしまいました。(これを読んでいる方で、有識者様がいらっしゃいましたら教えてくださると嬉しいです🙇‍♀️)

しかし、赤ちゃんが泣き止んで、ママ達のためになるのなら、これからも可能な限り、泣いている赤ちゃんを見つめていこうかなと思う私なのでした。

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