もっと早く出会いたかった!に物申す
友達、芸能人、アイドル、音楽、本、映画、などなど
もっと早く出会いたかった!って思う瞬間、沢山ありますよね。
だけど、そうじゃない見方もあるよって事を伝えたくて、この記事を書くことにしました。
出会うべき瞬間
端的にいうと、出会うべき瞬間がある、ということです。
太宰治の『女生徒』を例にして説明してみます。
私がこの本と出会ったのは、昨年、高校二年生のときでした。
この頃は(今もですが)本当に、どうしようもなくモヤモヤしていて、言葉にできないもどかしさを頭に被せられてる感じがしてました。
そんな時にこの本に出会って、共感の嵐。そうそう、わかってくれるかい、と泣きながら読んでました。
確かに、もっと早くこの本に出会っていたら、もっと早く気持ちが楽になっていたかもしれません。
でも、いまいち理解できなくて、「太宰治は、よくわかんなくて小難しい本を書く人だなぁ」という恐ろしい印象を無意識に受けてしまったかもしれません。
一度悪いイメージがつくと、食べず嫌いみたいになっちゃって、野菜のおいしさがわかるようになった後も、食べずにスルーしちゃうことってあると思います。
決して、背伸びして難しそうな本にチャレンジするな、というわけではありません。一度読んで、なんだこれ?ってなった本が、読み返してみるとめっちゃ面白いっていうのはよくあります。
ただ私が言いたいのは、早ければ早い方がいいわけではないということです。
少々大袈裟な言い方をすると、心がそれを求めてるタイミングで出会えることが大事なんだと思うのです。
もちろん、正直もっと早く出会いたかった、人やモノは沢山います。
・入学したてで、不安だった時に出会ったあの子
・登校途中、帰りたくて泣きそうになった時に出会ったあの曲
・新しくて斬新な音楽を求めてた時に出会ったあのバンド
・好きな人が好きだった映画
だけど、あの時の あの気持ちじゃないと、
その時に感じた魅力を、100%では感じられなかったと思うのです。
だから、あの時で良かった、あの時が良かったと、今では考えています!
きっとこれからも、インターネットや流れていく情報の中に、私のお気に入りを沢山見つけることと思います。
そのなかで私は、その一つ一つとの出会いのエピソードを大切にしていきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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