いつも頑張っているからこそ。
女性の身体を持つ人にしか分からない。
そして、それぞれ症状も違う。
ホルモンバランスの乱れ。
PMSやPMDD。
10代や20代の頃は、そこまで気にしていなかったけれども、生理前になると、やたらと色々なことが面倒になるなとは思っていた。
「あ、PMSって言うんだ。」と、知ったのは、30代前半の頃。
生理が終わって、8日間程はキラキラしていられる。
これが、本当の私!と思う程に活力に溢れて、仕事もバリバリできる。
コミニケーション能力も上がるし、何をしていても楽しい。
しかし、排卵期を迎えた辺りから、排卵痛が起きてしまい、段々と身体の水分が溜まっていく感覚になり、浮腫が始まる。
私の場合、排卵が過ぎると過食期に突入。
そうなると、恐ろしい程の飢餓感が襲ってきて、食べることしか頭にない。
PMDDと診断されたのは、30代半ば。
あまりにもの、精神的不安定さで、人間関係にもヒビが入るほど。
そして、自分でもコントロールできない怒りや食欲、寂しさや何もできていないのではという自己嫌悪の嵐。
スネスネモードに突入すると、周りからため息をつかれるほど。
……自分でもわかってるんだよね。
これは、生理前のPMDDの症状だって。
婦人科で漢方やピルを処方され、ある程度は改善されても、それがまったくなくなるわけではない。
「薬飲んでるのに、また?」と、言われたときに、なんだかその人から切り離された感覚になってしまった。
わざとじゃないんだ。
こんな風に言っちゃって、あんな態度を取るのは。
でも、やっぱり、周りからしたら
「また?」なんだろうなと思う。
PMSや、PMDDがわからないという友人もいる。
正直、良いなと思う。
「女性の身体に生まれたことに、感謝ですね」。
婦人科の医師にそう言われたときに、そうなのかなぁと思った。
生理前の自分と、生理後の自分があまりにも違いすぎて、何かに憑依されていたのではと思うこともあるほど。
「がんばりたいけれども、がんばれない」。
それが本音の期間。
何も知らない人は、とても驚く。
わがままだったかな?
日頃から、もっと余白作らないとな…と一人反省会もする。
でも、理解もしてもらいたいなという気持ちもある。
全てじゃなくてもいい。
女性の中にはそんな人もいるということ。
でも、いつも自己嫌悪モードに入ると言い聞かせるのは
「がんばりたいけれど、がんばれないのは、いつもがんばってるから」。