2012年に読んだ本の感想
西村賢太 随筆集 一私小説書きの弁
普段ではあまり知ることのできない私生活などを垣間見れることができて終始楽しめた。基本は藤澤清造について。
2012/01/03
村上春樹 ダンス・ダンス・ダンス 上
謎の宝石箱だと言わんばかりに様々な謎が散りばめられている。果たしてこれをどのようにして綺麗に収束させ、終わりを迎えるのか……期待しながら下巻へと。
2012/01/07
村上春樹 ダンス・ダンス・ダンス 下
うむ、最後はよくわからん。次は誰がいなくなるのか、とドキドキしながら読んだ。面白かった。
2012/01/08
西村賢太 どうで死ぬ身の一踊り
これまでの中でも群を抜いてクズ。暴力を振るわれても一緒に居続けるという思考がわからない。
2012/01/10
高橋源一郎 さようなら、ギャングたち
とても良かった。詩のように感じることが重要だろう。
2012/02/07
西村賢太 人もいない春
やはり秋穂シリーズは面白い!(原文ママ)
2012/02/07
村上春樹 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上
なにが面白いのかさっぱりわからない。
2012/02/08
村上春樹 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 下
後半はまぁ面白いが冗長すぎる。終わり方は悪くない。
2012/02/10
齋藤智裕 KAGEROU
すごく読みやすく、一気に読んだ。悪くはないがちゃちい。終わり方は少々ご都合的。
2012/02/10
筒井康隆 富豪刑事
キャラが立っていて、最後まで楽しんで読めた。
2012/02/13
石田衣良 電子の星 池袋ウエストゲートパークⅣ
面白かった。スピーディ。
2012/02/13
荻原浩 押入れのちよ
読みやすい短編集。面白かった。切ない。
2012/02/15
桐野夏生 残虐記
一気に読んだ。ラストはなんだかなぁって感じ。
2012/02/16
チャールズ・ブコウスキー くそったれ!少年時代
一気に読んだ。スカッとする、ちょっと羨ましい青春小説。
2012/02/16
ドストエフスキー 罪と罰(1)
新潮版より読みやすく、一気に読んだ。文学というよりもエンタメに近い。読みやすい。
2012/02/18
ドストエフスキー 罪と罰(2)
後半ちょっとよくわからないところがあったが、基本は読みやすい。
2012/02/19
ドストエフスキー 罪と罰(3)
愛って素晴らしい! エピローグは正直不要だと思った。
2012/02/21
村上春樹 国境の南、太陽の西
面白かった。でも最後はよくわからない。子供がいるという設定は新鮮に感じた。春樹はいつも最後がよくわからない。
2012/02/21
中場利一 岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇
このシリーズは読みやすくてスカッとして面白い。一気に最後まで読めた。
2012/02/22
花登筐 銭牝
一気に最後まで読んだ。女って怖いなとつくづく思った。
2012/02/22
村上春樹 村上朝日堂
今まで村上春樹のエッセイは読んだことがなかったので、作者の色んな顔が見えて楽しく読めた。
2012/02/23
石田衣良 反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークⅤ
面白かった。反自殺クラブはなんだかタイムリーすぎた。早く6が読みたい!
2012/02/23
桐野夏生 OUT 上
読みやすく、引き込まれるようにして読んだ。これからどうなるのか楽しみ。
2012/02/26
桐野夏生 OUT 下
様々なキャラがきちんと立っていて、最後まで楽しく読めた。落ちはちょっと微妙だと思った。
2012/02/27
村上春樹 スプートニクの恋人
読みやすい。11章と12章の意味がさっぱりわからない。読後感は相変わらず悪い。
2012/02/29
東野圭吾 名探偵の掟
まあぁまぁ。あまり好きではないかなぁ。面白いのは面白いんだけど。
2012/03/05
阿部和重 インディヴィジュアル・プロジェクション
滅茶苦茶面白くって一気に読んだけど、よく意味がわからない。不思議な小説。
2012/03/06
荻原浩 コールドゲーム
面白かった! エンタメの見本のような小説。分厚いのに一気に読んだ!
2012/03/07
村上春樹 村上朝日堂の逆襲
相変わらず面白い。
2012/03/07
村上春樹 村上朝日堂 はいほー!
面白かった。人生を楽しんでいるなぁ、と思った。
2012/03/11
松尾スズキ クワイエットルームにようこそ
思っていたものとは少し違っていたが、読みやすく楽しめた。
2012/03/15
トゥルゲーネフ 初恋
えーこれで終わり!? 序盤はすこしたるかったけど後半は面白かった。でもですます朝はだめ!
2012/03/24
阿部和重 IP/NN 阿部和重傑作集
インディヴィジュアル・プロジェクションの面白さは完璧。ニッポニア・ニッポンは序盤のかったるさを超えれば一気に面白くなる。が、落ちはクソ以下だ。
2012/03/28
石田衣良 灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークⅥ
野獣とユニリオンが感動した。読みやすく楽しめた。面白かった。(原文ママ)
2012/03/30
ドストエフスキー 地下室の手記
第一章はよくわからない。第二章は完全なるギャグ小説。
2012/04/02
筒井康隆 夢の木坂分岐点
前半はなんとかついていけることが出来たんだけど、後半が難解すぎる。再読せねばならないかもしれない。
2012/04/04
高橋源一郎 ジョン・レノン対火星人
これは再読を要する作品だろう。一回読んだだけではつかみとれない。せつなさが半端無く感じた。
2012/04/05
田山花袋 蒲団・重右衛門の最後
これが自然主義文学というものなのか。何が面白いのかさっぱりわからなかった。蒲団については序盤おお、となるところもあったが、重右衛門はクソだと思う。
2012/04/08
村上春樹 アフターダーク
読みやすくていいしセンスもあるんだけど、何が言いたいのか全くもってわからない。
2012/04/09
モブ・ノリオ 介護入門
世の中にはこんなにもつまらない小説があるのだと再確認させられた。既知との遭遇は面白かった。
2012/04/10
石田衣良 目覚めよと彼の呼ぶ声がする
石田衣良の様々な考えや好きなもの、私生活についてなど、色々ごちゃまぜになっていて楽しんで読めた。
2012/04/11
石田衣良 Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークⅦ
面白かった。少しほろりときた。
2012/04/13
村上春樹 村上朝日堂はいかにして鍛えられたか
やっぱり春樹のエッセイは面白い。
2012/04/15
ドストエフスキー 貧しき人々
書簡体小説というのは初めて読んだんだけど、すごく読みやすくて一気に読み終えた。ラストは切ない。
2012/04/16
石田衣良 非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークⅧ
シングルマザーの話が良かった。色々考えさせられた。その他の話も、時代を反映しており色々考えさせられることが多かった。読みやすくスピーディーなのは相変わらず。
2012/04/17
夏目漱石 坊っちゃん
これまで読みづらいし注釈があったりして面倒なので読まなかったけど、それを改めようと思った。スカッとしてて面白い!
2012/04/18
中場利一 岸和田少年愚連隊 望郷篇
小学校の頃の話は(多分)これまでなかったと思うので、新鮮に読めた。読みやすくて一日で一気に読んでしまった。次が楽しみだ。
2012/04/18
石田衣良 ドラゴン・ティアーズ――龍涙 池袋ウエストゲートパークIX
まさかマコトに……! ネタバレなので言えないけれど、驚いた。他の話も面白く一気に読んでしまった。
2012/04/20
高橋源一郎 13日間で「名文」を書けるようになる方法
とても面白かった。読みやすいけど内容は複雑。
2012/04/23
西村賢太 苦役列車
やっぱり面白い。体臭臭さがすごいいい。
2012/04/24
阿部和重 アメリカの夜
なぜこれが受賞したのか……。激しくつまらなかった。
2012/04/25
ツルゲーネフ 父と子
前半は登場人物の名前もわけわかんないし内容もつまんなかったけど、後半の流れはすごい良かった。面白かった。
2012/05/01
中島美代子 らも 中島らもとの三十五年
文章で泣いたのは久々だ。良かった。
2012/05/11
高橋源一郎 虹の彼方に
最後の父娘の会話にグッときた。感動した。面白かったです。
2012/05/14
片山恭一 世界の中心で、愛をさけぶ
これまで偏見があって読まなかったんだけど、後悔した。面白いし感動した。良かった。
2012/05/14
石田衣良 スローグッドバイ
どれもちょっと切なくて面白かった。やっぱり短編集は読みやすいね。
2012/05/20
森見登美彦 恋文の技術
書簡体小説を読むのはこれで二回目。しかし往復ではなく主人公である守田の一方的な手紙のみ。なかなか面白かった。
2012/05/25
金原ひとみ アッシュベイビー
メンヘラヤリマン女がうだうだ言ってるだけの小説かと。面白くはないね。
2012/05/25
湊かなえ 告白
映画から入ったのでストーリーはしっていたが、新鮮に読めた。読みやすくスピーディーで、一気に内容に入ることができた。
2012/06/01
村上春樹 神の子どもたちはみな踊る
読了後に、「だからなに?」と言いたくなる話ばかりだったが、最後の話は良かった。
2012/06/15
筒井康隆 ロートレック荘事件
してやられた感が半端ない。読みやすく面白かった。
2012/06/29
石田衣良 赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝
やっぱり読みやすいし面白い。シリーズおなじみのサルや崇も出てきて盛り上がる。が、ラストは少々ご都合的かと……。
2012/07/02
向田邦子 父の詫び状
読むのに時間がかかってしまった。面白さでいうと普通程度。
2012/09/10
石田衣良 PRIDE―池袋ウエストゲートパーク10
まさかマコトに彼女が出来るとは! スタイリッシュでスカッとして面白い!
2012/09/11
村上春樹 1Q84 BOOK1 前編
なかなかよかった。続きに期待。
2012/09/21
村上春樹 1Q84 BOOK1 後編
ようやく物語が進んできたな。いつも以上に展開が遅い。
2012/10/09
村上春樹 1Q84 BOOK2 前編
びっくりするぐらい物語の展開が遅い。でもようやく核心に近づいていっている。面白い。続きに期待。
2012/10/16
村上春樹 1Q84 BOOK3 前編
うーん正直BOOK3はいらないような……。でもまあ面白いのは面白い。
2012/11/21
村上春樹 1Q84 BOOK3 後編
読み終わるのにかなりの時間を要した。この巻は途中がすさまじくつまらなくて読むのをやめようかと何度も思ったけど、なんとか読み終えられてよかった。謎は謎のまま残っているけど、一応いい終わり方なのかな。
2012/12/06
石田衣良 傷つきやすくなった世界で
どれも鋭い視線で描かれていて楽しめた。
2012/12/13
注:村上春樹 1Q84 BOOK2 後編は何故か記録に残っていない。
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