在宅勤務やリモートワーク環境に必要なセキュリティモデル、ゼロトラスト🚨
ゼロトラストとは、社内外のネットワーク環境における従来の「境界」概念を無くし、守るべき情報資産にアクセスするものすべてを信用せずにその安全性を検証することで、情報資産への脅威を防ぐという、セキュリティの新しい考え方です。
ゼロトラストは「Verify and NeverTrust(決して信頼せず必ず確認せよ)」を前提としています。つまり、ネットワークの内外部を区別することなく、守るべき情報資産やシステムにアクセスするものは全て信用せずに検証することで、脅威を防ごうとします。したがって、IDとパスワードを入力して社内ネットワークに接続するユーザーでさえも、ハッカーであるという可能性を前提として追加認証を行います。
📌ゼロトラストの重要性とは?
ゼロトラストは現在、多くのグローバル企業で導入されている世界的なセキュリティトレンドです。米国の政府機関でも、マルチ認証やユーザーモニタリングなど、ゼロトラストを基盤としたセキュリティポリシーの確立が必要とされており、ゼロトラストの重要性は企業だけでなく、国家レベルでも高まっています。
2022年にグローバルクラウド企業Oktaの発表したセキュリティレポートによると、アジア太平洋地域で社内セキュリティシステムにゼロトラストを導入した企業は、2021年の31%から2022年の49%に増加しました。グローバル平均より低い数字ではありますが、多くの企業がゼロトラストをセキュリティの重要な要素として認識していることがわかります。
📌変化する勤務環境に欠かせないゼロトラストの導入
ゼロトラストが特に在宅勤務とリモートワーク環境で注目される理由とは?ー それは、リモートで社内ネットワークに接続する従業員が増加することで、社内ネットワークの内部リソースがさまざまなサイバー脅威にさらされる可能性があるためです。ここではその代表的なものについて詳しく見てみましょう。
1. 社内システムへの接続多様化
社外からの個人のパソコンやスマホから社内システムに接続する従業員が増加しています。それに比例してセキュリティ脅威が増加、従来の「社内ネットワークに接続するユーザーと端末は安全だ」という概念から抜け出す必要があります。
2. VPNのリスク
在宅勤務やリモートワークの普及により多くの企業ではVPNを利用していますが、VPNは会社のサーバーとリモートワークを行う従業員が使用するデバイスを接続する暗号化・トンネリングする技術であり、IDとパスワードを利用した認証で社内システムに接続することができます。
しかし万が一、ハッカーがIDとパスワードを入手した場合にはどうなってしまうのでしょうか?社内システムに侵入することで、重要な情報の流出やユーザーデバイスに悪意のあるコードでの攻撃、偽サイトへのアクセスを誘導し重大な問題を引き起こすといったことが起こってしまうこともあるかもしれません。このようなセキュリティ脆弱性のあるVPNへの代替としてゼロトラストの導入が必要です。
3. SaaSやIaaSといった、外部クラウドシステム利用の増加
コロナ流行以前と比べ、SaaS(Software as a Service)基盤の業務ツールや
IaaS(Infrastructure as a Service) 、Amazon AWSなどのクラウドシステムの利用が増加しています。外部のクラウドシステムと社内ネットワークを接続するたびにセキュリティ脅威にさらされるため、IT部門のセキュリティ担当者がすべてを管理するのに困難が生じている状況です。
その結果、ユーザーとデバイスにゼロストラストのセキュリティ方式 (マルチ認証、最低限の権限付与、アクセス時間制限、モニタリングなど) を導入するという方法が広がっています。
📌ゼロトラストの導入は難しくありません!
コロナ終息後も、企業は雇用促進や従業員の働き方の多様化といった、さまざまな面から在宅勤務やリモートワーク、ハイブリッドワークを続けることが期待されています。変化する勤務環境に対応できるゼロトラストの導入を避けて通ることはできません。しかし難しく考える必要はなく、今の環境に合わせることのできるゼロトラストを備えたソリューションを導入することで解決することができます。
✅では、そのようなソリューションとは何でしょうか?
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