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50代で出会ったモノとコト

ロケットスタートホールディングスに入社して5年が過ぎようとしている。この5年は私にとって、脱皮しながら成長していくような濃厚な月日で。
苦しさの中にも笑いがあり、辛さの中にも多くの学びを得た日々だったと思う。

私が前職の開発会社のヴァル研究所から、どのようにしてロケットスタートホールディングスと出会い、そして現在に至るのかを振り返ってみたいと思う。

人生100 年時代と言われ、50代はまさに人生の折り返し地点。
子育てをしていれば子供が巣立つ時期になり、女性であれば体の変わり目の更年期がやって来る。
仕事をしていれば役職定年という節目を迎える。

人それぞれだが、私にとってこの50代という年齢は、自分を取り巻く風景がさまざまに変化し、まさに人生の後半戦に向けての「揺らぎ」の時期だったと思う。


プロフィール

iTantoサービス プロジェクトマネージャー
桐山 佳奈絵(きりやま かなえ)

ヴァル研究所に20年在籍し、「駅すぱあと」のエンジニアとして開発並びにプロジェクトマネジャーとして従事。2014年からロケットスタートホールディングス社が提供するkintoneアプリ「スパッと!経費精算by 駅すぱあと」の開発をサポート。2018年にロケットスタートホールディングス社に入社し、kintone伴走支援サービスiTantoのエンジニア担当として、中小企業様の業務改善を推進している。


開発チームで初の女性管理職に

40代後半に開発チームの管理職に抜擢された。
当時、まだ女性管理職は珍しい時代。
私を推薦してくれた開発部長はきっとハラハラしていたに違いない。

でも周りの心配をよそに、チーム運営は順調だった。
開発メンバーと話し合いながら、抱えている膿を吐き出すが如く、次から次へと業務改善を進めていった。

管理職となってからは、ソースコードではなく、チームメンバーと向き合うことがメインの仕事となり、問題解決のために対象となるのは人・人・人だった。
管理職になるとソースコードが書けなくてつまらない・・・という人もいるが、開発メンバーと関わりチームがどんどん良くなることで、いいプロダクトができていくことが楽しかった。

いろいろなトラブルも経験はしたが、開発メンバーにも恵まれ管理職として充実した日々を過ごしていた。

株式会社ヴァル研究所時代の桐山

役職定年で開発チームから営業チームへ

「役職定年」は次世代を育てる上でも必要だし、世代交代することで会社も成長していく。
会社にとって必要なことだと思うが、私の場合は「役職定年」ルールが社内で適法される第一号だったこともあり、心の準備もないままの人事発表。

正直とてもショックだった。

大事に育てたチームは新しい管理者に引き渡し、開発現場に戻ってもソースコードが書けるわけでもない。
一年後には開発チームから営業チームへ異動となった。以前から営業担当に同行して顧客訪問する経験はあったので、客先へ訪問することに抵抗はないものの、営業職として案件獲得する経験はゼロ。

お客様へ訪問したところで、製品やサービスの機能説明になってしまい、提案どころではない。
ベテラン営業マンが同行してノウハウを指導してくれることもなく、「参ったな・・・」という日々だった。

凹んでばかりもいられず、自分ができることを見つけよう・・・と模索していた時に、出会ったのがkintoneだった。

kintoneとロケスタとの出会い

ある日、サイボウズ社の青野社長の育児休業体験談が新聞に掲載されていた。

経営者自ら育児休暇を取ることは当時として本当に珍しいことで、サイボウズ社に俄然興味が沸き、都内の大手ホテルで開催されるイベントに足を運ぶことにした。会場にあるブースに立ち寄り、あれこれ質問すると、「ノーコードでWEBアプリを作成するツールです」とkintoneを紹介された。

「プログラムを書かずにWEB上にアプリができるなんて、すごいなあ〜。」と思った。

当時在籍していたヴァル研究所は、「駅すぱあと」という経路探索ソフトで有名だが、実は創業者はノーコードでシステムを作ることを実現するために起業した人だった。

だから、kintoneに出会ったとき、志なかばで他界した創業者の思いが蘇り、kintoneというプロダクトに強く惹かれたのである。

しかし、ヴァル研究所は開発会社。
ノーコードでシステムができるkintone に興味を持ってくれる人はいなかった。
であれば、「駅すぱあと」を使ってkintoneアプリを作ってくれる会社を探そう・・・と思ったところに、kintone連携についての問い合わせが舞い込んだ。

これぞ「渡りに船」と思い、つくばエクスプレスに乗って訪問したのが、創業2年目のロケットスタートホールディングスだったのである。

スパッと経費精算for 駅すぱあとの誕生

創業したばかりのロケットスタートホールディングスは、希望と自信に満ちあふれてる・・・そんな雰囲気があった。

リクルート出身の営業集団。
自分たちはkintoneを売っていく自信があるとキッパリ言い放つ担当者。

最初の打ち合わせですっかり意気投合して、交通費精算に駅すぱあとを使ってもらうことになった。

そして1年後に「スパッ!と経費精算for駅すぱあと」がリリースしたのである。

kintoneと駅すぱあとが繋がったことが、とにかく嬉しく、その後努力の甲斐あって、ヴァル研究所はサイボウズ社のアライアンスパートナーに認定された。

そして、ロケットスタートホールディングスの付き合いが始まったのだ。

ロケットスタートの桐山

つづく・・・

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株式会社ロケットスタートホールディングスのITチームはkintone導入後の伴走型サービスiTanto(アイタント)」をご提供しています。
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