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LUMIX S5 で撮る登山

お久しぶりです。しのぐです。
LUMIX ambassadorとしての10月分の記事を書きます。

秋も深まってきて少し肌寒い気候になってきましたね。
今月も LUMIX S5 を持っていろいろな写真を撮ってきました。

撮影機材
LUMIX DC-S5
LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.

北アルプスへ登山

蝶ヶ岳ヒュッテからの眺望

最近登山を始め、地元の福井県の低山などに朝活として登るなどしていましたが、今回、憧れの北アルプスへ遠征してきました。
苦しい思いをして登り切った先にある、普段の生活の中では見ることの出来ない雄大な自然の景色に圧倒されました。
LUMIX S5 で撮影した北アルプスからの景色と登山途中に撮ったスナップ写真を紹介させていただきます。

蝶ヶ岳〜常念岳の縦走

今回は長野県の蝶ヶ岳を三股駐車場から登り、山頂にある蝶ヶ岳ヒュッテでテント泊、翌日に蝶ヶ岳山頂から常念岳へ向かい登頂し、三股駐車場に下山していくという登山初心者にしては中々ハードな登山コースでした。
タイムは18時間、距離16.1km、獲得標高2105mと、今までの登山の比にならない程活動しました。(後日今までにない程の筋肉痛も体験しました…。)
蝶ヶ岳は、比較的起伏が少ないため北アルプス入門の山としても人気があります。5月末から6月にかけて、山頂南側の稜線に蝶の雪形が現れることから、その名前が付けられました。頂上からの槍ヶ岳・穂高連峰の眺めは北アルプス随一とも言われています。標高は2677m。この日は晴れ間もあったので日中の山頂での気温は20℃前後でした。

蝶ヶ岳登頂まで

蝶ヶ岳の登り始めでの樹林帯。ブナの木が鬱蒼と生い茂っています。
同行者のウチダ君。山頂が近くなると走り出します。
翌日に登る常念岳方向にカメラを向けました。ガスってて見えない。
穂高連峰の山肌。美しい…。
雲が晴れて穂高連峰と槍ヶ岳が一望出来ました。この景色を見ながら飲むコーラが美味しい。
槍ヶ岳のアップ。自然現象でこの形状になったのが凄いですね…。
私の妻も同行しました。ひたすら広がる雲海に魅了されています。
槍ヶ岳の真似をする妻。

山頂ではたくさん写真を撮りました。LUMIX S5 はボディも小柄で運びやすく、山頂まで持ち運びのストレスも少なく済みました。またグリップの握りやすさと手振れ補正のおかげで、不安定な足場でもしっかりと撮影する事ができました。
写りも申し分なく、山肌のディティールや登山道のゴツゴツした感じをしっかりと表現してくれました。

蝶ヶ岳ヒュッテでのテント泊

蝶ヶ岳ヒュッテのテント場と、翌日登る予定の常念岳。
常念岳のアップ。どっしりとしていて重厚感があります。
景色を見てご満悦なウチダ君。
夕暮れ時の山頂。ガスがかかってしまいましたがこれはこれで綺麗でした。
雲が掛かって優しい光でした。

この日は翌日に備えて早めに就寝。山頂で食べるご飯もお酒も美味しかったです。夜は星が綺麗だったのですが疲れ果てて眠ってしまいました。星景写真はまたの機会に撮影してみようと思います。
そしてこの季節の山頂の夜は冷え込みました。もっと寒さ対策をして登るべきだったと後悔しております。

蝶ヶ岳山頂からのご来光

朝焼け前のひと時。
槍ヶ岳モルゲンロート。赤く染まった山肌が綺麗でした。
ご来光!!!!!

朝は4時頃から起きてご来光を拝みました。こんな綺麗な景色を見るのは初めてで、唯々登ってくる朝日を見て言葉を失っていました。朝日に照らされた山肌が赤く見える現象(モルゲンロート)も見る事ができ、今まで生きてきた中で一番良い朝でした。撮影するときは強い朝日の光を抑えるためにいつもよりアンダー気味に設定を変えてみました。現像時、シャドウ部を持ち上げながら現像していったのですが、黒潰れしていそうな部分もしっかりと解像されていて、もの凄く現像しやすいデータだなと感じました。このデータの扱いやすさも LUMIX S5 の魅力の一つです。

常念岳へ向けて出発

常念岳を目指して歩き出すウチダ君。

朝食を済ませ、テントなどを片付け荷造りをし、いよいよ常念岳へ向かいます。常念岳の標高は2857mで、前日に登った蝶ヶ岳より標高が高い山です。日本百名山のひとつとして長野県にどっしりと存在しています。頂上付近は岩場になっており、初心者の私は怖くて足が竦みました。この日も天気が良かったので登山途中に立ち止まり、LUMIX S5で 撮影しながら登っていきました。

なんか変わった木。
常念岳が近づいてきました。
富士山が見えました!!

蝶ヶ岳から登ったり降りたりを繰り返しながら常念岳に近づいていきます。樹林帯に少し入って高山植物などを見ながら歩くことが出来ました。また天気にも恵まれ、南アルプスの向こう側に富士山の山頂部も見えていました。

常念岳登頂まで

途中経過。結構歩きました…。
常念岳登頂!最高の眺望です!
快晴でしたが雷鳥さんが出てきてくれました!癒された…。

常念岳山頂付近は結構な岩場でカメラを構えることが難しく、あまり撮影することが出来ませんでしたが、頂上からの眺めは最高でした。登頂間際で心が折れかけていましたが、下山途中の登山客の方から「今まで見た常念岳からの景色の中で今日の景色が一番綺麗だから頑張って!」と言って頂き、最後まで登り切ることが出来ました。大天井岳と燕岳がすぐ近くに見えて、奥の方には国内登山最難関の剱岳も見えました。蝶ヶ岳からの眺めとはまた違った景色で山を縦走する楽しみが分かってきました。このような雄大な自然を見せてくれてありがとう。
撮影では山頂での日差しが大変強く、露出補正を少しマイナスの方に振って撮影しました。手軽に露出補正ができるボタン配置に助けられた場面でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。登山での LUMIX S5 はもの凄く使いやすく、とても良い描写を残してくれました。耐久性のあるコンパクトなボディと素晴らしい描写力、使い勝手の良いボタン配置、不安定な足場でもしっかりと握れるグリップ、これらの特性に助けられ、無事今回の山行を達成することが出来ました。まだまだ行きたい山はいっぱいありますが、これから寒くなり雪も降り出すので来年の夏までおあずけになります。そのときはまた是非 LUMIX S5 を持っていきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

しのぐ


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