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書評 0円起業 有薗隼人

同書は2019年初版なので、当時とやや状況は変化しているが、今後の稼ぎ方や働き方といった考え方などはいまでも有効的である。著者はもともとネット広告会社の営業を経て、現在はウェブマーケティング会社を起業し、事業を展開している。著者が強調するのは、本のタイトルの導入にもなっているが、「働きながら小さく始めて大きく稼ぐ」ことである。すでに終身雇用が崩れて、副業解禁の流れとなっているが、なかなか世の中的にはまだまだ「会社」本位の考え方が強いのが実情。著者もこうした点を踏まえ、無理に辞めずに先述の稼ぐスタイルを提唱している。

これまでも同様の本は、ここでも何冊か紹介してきたが、この本の面白いのは、著者の失敗談なども盛り込んでいる点である。なので、読む側も親近感が湧き、一歩踏み出してみようという気になる。著者の経験がベースなので、アフィリエイトに関する紹介があるが、著者も認めるようにこれは厳しくなっているのが現状。ただ、メルカリやせどり、また動画を用いたインフルエンサーについても触れており、やり方次第でいくらもでできることも明示している。何か会社以外で、一歩踏み出す稼ぎ方を実践するには、おすすめの一冊。

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