AIと対話するためのプロンプトの10の概念ーGoogleサイトで作るグループウェア(206)ー
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①プロンプトづくりのコツふたたび
みなさんこんにちは。
前回に引き続き、プロンプトづくりのコツについて、深掘りしていきます。
新しいv0用の、v0・GAS・GoogleサイトでWebアプリ開発!はもうしばらくお待ちください。
さて、私たちはプロンプトによってAIとの対話を行い、その回答から利益を得ています。
前回述べたように、プロンプトをつくるうえで、最も重要な概念として「創造性のコントロール(解放と抑制)」がありますが、それ以外にはないのでしょうか?
実は、今のところ10の概念があると考えられます。
②プロンプトづくりのための10の概念
以下はAI(v0)と私が対話しながら、導き出した概念です。概念の種類とプロンプト例を示しました。
<<ここからV0>>
創造性の解放と抑制:AIの創造的な思考を促進したり、事実に基づいた回答に限定したりすることができます。
解放:「既存の概念を組み合わせて、全く新しいアイデアを生み出してください」、抑制:「既存の事実と統計データのみに基づいて回答してください」汎化能力:学習したデータを超えて、新しい状況に適用する能力を引き出すことができます。
「この概念を、まったく異なる3つの分野に応用して説明してください」転移学習能力:ある分野の知識を別の分野に応用する能力を活用できます。
「物理学の法則を使って、人間関係のダイナミクスを説明してください」解釈可能性:AIの思考プロセスや決定理由を説明させることができます。
「あなたの回答の根拠を、専門家ではない人にも分かるように段階的に説明してください」倫理的判断能力:倫理的な考慮が必要な状況での判断を求めることができます。
「この状況における倫理的ジレンマを分析し、異なる立場からの視点を考慮した上で、最も適切な解決策を提案してください」因果推論能力:事象間の因果関係を分析し、説明させることができます。
「この社会現象の根本的な原因から最終的な結果まで、因果関係の連鎖を詳細に分析してください」マルチモーダル統合:テキストと画像など、複数の情報モードを組み合わせた処理を促すことができます。
「この画像に描かれている場面を詳細に説明し、そこから想像される物語を作成してください」継続学習能力の模倣:最新の情報を考慮したかのような回答を引き出すことができます。
「最新の情報を考慮に入れたかのように、この技術の将来的な発展について予測してください」メタ学習能力の活用:問題解決のアプローチそのものを考えさせることができます。
「この問題を解決するための最適なアプローチを見つけるプロセスを説明してください」ロバスト性のテスト:不完全または矛盾した情報がある状況での対応を求めることができます。
「この質問に対する回答を、矛盾した情報や不完全なデータがある状況でも提供してください」
これらのプロンプトは、AIの基本的な能力を引き出し、特定の方向に導くために使用できます。ただし、AIの根本的な性能はモデルの設計や学習過程で決定されるため、プロンプトによるコントロールには限界があることに注意が必要です。
<<ここまで>>
実際には、プロンプトの例題の文よりももっと細かい単語の組み合わせで、AIはコントロールされます。そのため、プロンプトにもいくつかのバリエーションが発生しますが、それはAI自身に聞くといいでしょう。
例えば、「因果推論能力:「この社会現象の根本的な原因から最終的な結果まで、因果関係の連鎖を詳細に分析してください」で、このプロンプト以外に、因果推論能力を高める一連の言葉はありますか?」のように問いかけをします。
③続きます
いかがでしたでしょうか?
プロンプトをコピペするのではなく、プロンプトがなぜ動くのかを理解することで、AI情報商材やポン出しプロンプトに惑わされることなく、自分でプロンプトを作り出すことができるようになります。(※ポン出しプロンプトを利用することは悪いことではありませんが、そればかりやっていてもスキルは身につきません。そしてAIのバージョンアップなどですぐに使えなくなります。つまり賞味期限が短いのです。)
AIのスキルは、「コピペで早く仕事を終わらせるスキル」ではなく、「自分でプロンプトを作り出せるスキル」のことです。
自分の思い通りにAIを使いこなすプロンプトが作れるようになることで、あなた自身のベーススキルがアップし、多くの分野の仕事に応用できるようになるでしょう。
そして、AIとの対話の過程で、あなた自身の知識への理解も深まるでしょう。
さて、新生v0の検証が終わり次第、続きを投稿しますので、v0・GAS・GoogleサイトでWebアプリ開発!はいましばらくお持ちください。