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v0のバグ修正プロンプトは創造性解放スコア0.5のブーストワード「なぜですか?」を使え!ーGoogleサイトで作るグループウェア(216)ー
🙇🏻いつも、Googleサイトで作るグループウェアを見ていただき、ありがとうございます!
この記事を読んで欲しい方
AIの利用に悩んでいる方、とくに学校の先生
AIでノーコードWebアプリを作ってみたい方
①v0にバグを修正させる時によく使う「なぜですか?」
自分が、v0でAIコーディングしていた時に気がついたので、v0に聞いてみました。
>v0で、プロンプトでコードの修正を促す時に、単に「〇〇ができていません」というのと「〇〇ができていません、なぜですか?」というのでは反応が違います。
「〇〇ができていません、なぜですか?」のほうが正確に実行してくれますが、なぜこのような挙動の変化が起きるのでしょうか?
v0の回答:
>ご質問ありがとうございます。プロンプトの違いによるAIの反応の変化は、非常に興味深い現象です。「〇〇ができていません、なぜですか?」というプロンプトのほうが正確に実行する理由について、いくつかの要因が考えられます:
思考プロセスの誘導:
「なぜですか?」という質問を加えることで、AIに問題の根本原因を分析するよう促します。これにより、AIはより深い思考プロセスを開始し、コードの問題点をより詳細に検討するようになります。説明責任の増加:
理由を尋ねることで、AIは単に問題を修正するだけでなく、その修正の根拠を説明する必要性を感じます。これは、より慎重で正確な分析につながります。コンテキストの拡大:
「なぜ」という質問は、AIにより広い文脈を考慮するよう促します。コードの特定の部分だけでなく、全体的な構造や目的を考慮に入れる可能性が高くなります。対話的な応答の誘発:
質問形式のプロンプトは、AIにより対話的な応答を促します。これにより、AIはより詳細で説明的な回答を生成しようとします。問題解決のアプローチの変化:
「なぜ」という質問は、AIに問題の症状だけでなく、根本原因を特定するよう促します。これは、より効果的で長期的な解決策につながる可能性があります。自己反省的な分析:
理由を尋ねることで、AIは自身の出力や推論プロセスをより批判的に評価するよう促されます。これは、より正確で信頼性の高い回答につながります。
このような違いは、人間同士のコミュニケーションでも見られる現象に似ています。質問の仕方によって、相手の思考プロセスや回答の深さが変わることがあります。
AIの場合、このような反応の違いは、学習データや訓練方法、そして自然言語処理のアルゴリズムに基づいています。「なぜ」という質問に対応するために、AIはより複雑な推論プロセスを実行するよう設計されている可能性があります。
プロンプトエンジニアリングの観点からは、この知見を活用して、より効果的で正確な回答を引き出すプロンプトを設計することができます。
②「なぜですか?」は創造性の開放か抑制か
これも調べてみました。
>以下のプロンプトのコーパスの中で、temparatureを補助する創造性を開放したり抑制したりするブーストワードはありますか?また、そのブーストワードにスコアをつけるとすれば何点ですか?スコアは-1から1の間です。 「〇〇が、できていません。」 「〇〇が、できていません。なぜですか?」 の比較
v0の回答
>はい、2つのプロンプトを比較すると、創造性や温度(temperature)に影響を与えるブーストワードが1つあります。
「〇〇が、できていません。」
このプロンプトには特別なブーストワードはありません。
「〇〇が、できていません。なぜですか?」
このプロンプトには以下のブーストワードがあります:
ブーストワード:「なぜですか?」
スコア:0.5
理由:
「なぜですか?」という質問は、AIモデルに対して以下の効果をもたらす可能性があります:
分析的思考の促進:単に状況を述べるだけでなく、その理由や原因を探ることを促します。
詳細な説明の要求:AIモデルにより深い考察や説明を求めることになります。
創造性の向上:問題の根本原因を探るために、様々な可能性を考慮する必要が生じます。
文脈の拡大:単純な事実の陳述から、背景や関連する要因の検討へと範囲を広げます。
これらの効果により、AIモデルの出力の多様性や深さが増す可能性が高くなります。そのため、温度(temperature)を上げる効果があると考えられます。
ただし、この効果は極端ではなく、あくまでも穏やかな創造性の促進と考えられるため、スコアを0.5としました。完全に自由な創造性(スコア1)ではなく、かといって事実のみの応答(スコア0)でもない、バランスの取れた中間的な効果を持つと判断しました。
③おわりに
いかがでしたでしょうか?
「なぜですか?」は創造性の開放(0.5)のブーストワードでした。
このように、AIのプロンプトは本当に繊細で、言葉一つで回答が変わってしまいます。
短いながらも、回答の精度が良くなるブーストワード「なぜですか?」を皆さんも使いましょう!
これからも、何か見つけたら投稿したいと思います。
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