校務DXアプリの使い方は公開されている!ーGoogleサイトで作るグループウェア (67)ー
この記事を読んで欲しい方
校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリでの教材開発に悩んでいる方
①校務DXを実現するために必要なクラウドアプリ
以前、文部科学省の校務DXチェックリストから、どのようなクラウドアプリを、どう組み合わせれば良いのか考えました。
実は、Googleワークスペースのクラウドアプリを使った学校DX(校務DX+教務DX)の方法が、文部科学省とGoogleから公開されているのはご存知でしょうか?
noteにも、多くの校務、教務用のアプリケーションが公開されていますが、開発されているみなさんも、いちど目を通していただきたいと思います。
単に機能だけを作るのではなく、どのような場面で必要な機能なのか、十分理解してから作られたほうが良いと思います。
②文部科学省が公開している「明日からできるグループウェア活用法」
これは、文部科学省の全国の学校における働き方改革事例集(令和5年3月改訂版)です。
この中で全国の学校における働き方改革事例集(令和5年3月改訂版)Part3として公開されている資料です。(下の画像をクリックするとPDFが開きます。クラウドアプリの使い方が、GoogleワークスペースとMicrosoft365に分けて書かれています。)
ここでは、①やりとり、②予定管理、③調査の3つの場面(視点)でカテゴリー分けされています。
③Googleが公開しているGIGAスクール用テンプレート
Googleでは、さらに大規模に、細かい内容で公開しています。
とくに校務DXに関しては、この冊子が良くできています。
例えば、校務を①集める、②作成する、③管理する、④つながるの4つの場面(視点)のカテゴリーに分類し、それぞれで使うクラウドアプリ(ツール)を紹介し、さらに動画やテンプレートを手に入れることができるようになっています。
更に、家庭学習向けの事例ブックも完備しており、至れり尽くせりです。
(一部、2024/12で終了が決まっているJambordで作られていますが、素直にGoogleスライドで作り直したほうが無難です)
④ただし肝心のGoogleサイトの紹介が足りない
このように、素晴らしい校務DXや教材が公開されていますが、これらを1つに結びつける、Googleサイトの画面(グループウェア)の必要性へのアピールが弱いため、せっかくの良い内容なのですが宝の持ち腐れになってしまっています。
つまり、学校全体を俯瞰してシステム化していくという視点が弱いと、枝葉のツールの使い方に偏ってしまいます。
結果として、実際に使う先生方は、どこからその機能を呼び出したら良いのか分からず、呼び出し操作がバラバラになって、かえって煩雑になってしまうのです。これは、私が経験したことでもあります。
以前紹介しましたが、私の学校では教師自らがGoogleサイトで学校DXグループウェアを作成し、常時利用しています。
重要なのは、切り貼り間隔で作れてしまうGoogleサイトの容易さです。
私が公開している、GoogleサイトでつくるDXグループウェア講座を学んで、文部科学省やGoogleが公開しているテンプレートを組み込んで、使いやすい校務DXサイトやクラスの教材サイトを作っていってください!
また、作成しているDXグループウェアの雛形(テンプレート)も無料でダウンロードできます。
校務DXのグループウェアや教材は、自分たちで作りましょう!