Googleサイトで作るグループウェア(21)ー稟議・承認機能の追加③ー
この記事を読んで欲しい方
Googleワークスペースを企業DXに導入したが、上手く広げられていない方
Googleワークスペースを導入しようと考えてる中小企業の方
無料のGmailやクラウドアプリだけ使っているテレワーカー
GIGAスクールなどでGoogle for Eduを導入している学校
①実際に稟議・承認機能を動かしてみる
それでは、実際にプログラムがうまく動作するのか、確認してみましょう。
まず、マイサイトのホーム画面から、表計算をクリックします。
テンプレートギャラリーを開いて、企画稟議書テンプレートをクリックします。
書類が開いたら、書類名を「企画稟議書テスト」に変更して、企画名に「テスト」と入れます。
メニューのヘルプの右側に【自動化】が表示されていることを確認してください。
②プログラムの実行
【自動化】>①実行許可を選びます。
プログラムを実行させるためにはあなたの承認が必要になります。続行ボタンを押します。
承認するアカウントを選択します。
許可ボタンを押します。
なにも表示されなければ、これでプログラムの実行ができるようになりましたので、【自動化】>②稟議承認ワークフローへ移すを選びます。
プログラムが実行され、最後にダイアログが「ファイルが稟議承認ワークフローに移動しました。ファイルを再ロードしてください。」表示されますので、OKボタンを押してください。
最後に、ファイルをリロード(ブラウザの再ロードを押す)をすると、実際に書類はワークフローフォルダに移動していますので、確認します。
実際にワークフローフォルダに移動できました。
③申請者が書類の承認を送信
次に、承認を実行します。
メニューのファイル>承認を選択します。
すると、右のサイドパネルが開き、リクエストを送信ボタンが出てくるので、クリックします。
承認者を追加し、リクエストを送信します。
承認者にアクセス権がない場合は、アクセス権を付与して送信します。
右サイドパネルに承認待ち表示が出てきます。
この時に、自分のGメールと、承認者のGメールに、通知が送信されます。
④承認者が承認を実施
承認者のGメールに通知が届いていますので、ファイルを開きます。
ファイルは承認待ちと表示されていますので、内容を確認した上で承認ボタンを押します。
再度、リクエストを承認しますか?の画面が出ますので、承認ボタンを押します。
すると、画面に「このファイルはロック中です」とダイアログが表示されるので、リロードボタンを押します。
ファイルが承認されると、承認済みバージョンと表示され、メニューの下がロック中の表示に変わります。
これで、一連の承認フローが問題なく終わりました。
ワークフローフォルダを見ると、企画稟議書テストに鍵がかかって表示されています。
以上で、一連の承認申請>承認>書類のロックまでが完了しました。
ロックされた書類はこのままワークフローフォルダで保管されます。
次回は、申請と承認のときに、Gメールに飛ぶ通知の呼び出し画面を作っていきます。(続く)